わかめの効果的な食べ方|抗酸化作用を活かしたいとき

ポイント

  1. 油で炒める
  2. 生わかめを使う
  3. ビタミンEを一緒に摂る
抗酸化作用が期待できるβ-カロテンは脂溶性の栄養素です。そのため、油と一緒に摂取することで吸収率が高まります。また、β-カロテンは乾燥わかめよりも生のわかめのほうが多く含まれているので、生わかめを選ぶと良いですよ。

また、β-カロテンは、ビタミンEとともに摂取すると抗酸化作用の向上が期待できます。(※1,6,11,12)

【Q&A】わかめにはダイエットに役立つ効果がある?

A:わかめには、ダイエットに役立つ作用があります。

わかめに豊富な食物繊維は、便秘対策ができるのは前述のとおり。便秘はダイエットの大敵です。便秘をしているためになかなか痩せないといったこともありますよ。便秘対策をすることで、ダイエットに役立つといえますね。(※2,3,13)

【Q&A】わかめには肌や髪の毛によい効果がある?

A:わかめは、肌や髪の健康維持にも良いはたらきがあります。

わかめに含まれているヨウ素には、新陳代謝に必要な甲状腺ホルモンのはたらきを正常にし、肌や髪を美しく保つ作用があります。

甲状腺ホルモンは、たんぱく質の代謝を高めて新陳代謝を活発にし、結果的に髪や肌を美しく保つことができるのです。(※1,14)

【Q&A】乾燥わかめと生わかめに効果の違いはある?

A:ゆでた乾燥わかめは、生わかめに比べ、全体的に栄養価が低いです。

乾燥わかめと生わかめの栄養素を比べてみると、特に乾燥わかめのほうが「ヨウ素」「カルシウム」「マグネシウム」「カリウム」ともに生わかめに比べて大幅に含有量が少ないことがわかります。

もちろんですが、含有量が少なければ、それらの栄養素に期待される作用も少なくなるでしょう(※1,11)

【Q&A】わかめは一日にどれくらい食べてよい?

A:沸騰水で戻したわかめの場合、一日に「約18g」ほど食べていい計算になります。

ヨウ素の一日の推奨平均必要量は、18歳以上の男女ともに130μgとされています。この数値と「沸騰で戻したわかめ」のヨウ素の量を比べてみると、一日に「約18g」ほど食べていい計算になるのです。

ただ、ほかにもヨウ素の多い「ひじき」や「昆布」、「のり」、「めかぶ」などが好きでよく食べる方は、上記で説明した限りではありません。(※1,15.16)

【Q&A】わかめは食べ過ぎると体に悪い?

A:わかめは適量だと健康に良いのですが、食物繊維を多く含むため、食べ過ぎると下痢や胃もたれの原因になることがあります。

特に乾燥わかめは、水に戻すと意外に何倍にも膨れ上がります。乾燥わかめは水でしっかり戻してから食べましょう。また、便秘対策になるからといって食物繊維の摂り過ぎは、逆に便秘を招く場合も。わかめは適量をおいしく食べるようにしましょう。(※1,17,18)
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