ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

ズッキーニはどんな野菜?

きゅうりではなくかぼちゃの仲間

ズッキーニはきゅうりに似ていますが、実はかぼちゃの仲間。「ペポかぼちゃ」に分類されています。1980年代ごろから日本でも広まり始め、出荷量・消費量ともに増加傾向にある野菜です。

大きすぎず、全体の太さが均一で皮につやがあるものがおすすめ。切り口は水々しく、皮が硬くなっていないのが新鮮な証拠ですよ。

ズッキーニの旬

地域によって差はありますが、6〜8月が旬です。施設栽培や露地栽培のため、通年で流通していますよ。

平成28年の農林水産省の調査では、日本国内で収穫量が多いのは長野県と宮崎県で、この2県だけで全体の約60%を占めています。それに次ぐ3位は、群馬県です。(※1)

ズッキーニに含まれる栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  2. ビタミンAの作用がある「β-カロテン」
  3. コラーゲン合成に必要な「ビタミンC」
  4. 便秘対策に役立つ「食物繊維」

むくみ対策に役立つ「カリウム」

ズッキー二には、100gあたり320mgのカリウムが含まれています。

カリウムは、体内のナトリウム濃度を一定に保つ役割があり、生命を維持するうえで必要不可欠な栄養素です。血圧を下げるはたらきやむくみ対策、筋肉を正常に保つ作用などがあります。(※2,3)

ビタミンAの作用がある「β-カロテン」

ズッキー二100gあたりに含まれるβ-カロテンは320μgです。

β-カロテンはビタミンAの作用や抗酸化作用、免疫を増強するはたらきがあります。油脂と一緒に食べると吸収がよいため、油脂を使った調理をすると効率よく摂取できますよ。(※2,4)
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