煮浸しで食べる

水溶性の栄養素を逃さず摂りたいときは、白菜のゆで汁ごと食べてみてはいかがでしょうか。煮浸しやスープ、煮物などにして煮汁ごといただきましょう。煮汁に溶けだしたビタミンCや葉酸などをしっかり摂れますよ。(※1,2,5)

生のまま食べる

白菜に豊富なビタミンCは熱に弱く、加熱すると分解されてしまいます。そのため、ビタミンCが豊富な食材は生のまま摂るのが理想的。白菜をサラダにして生のまま食べるとビタミンCを無駄なく摂れます。また、白菜を塩もみすると、しんなりして食べやすくなりますよ。(※2)

レンジで加熱する

白菜をゆでて調理すると、ゆで汁に水溶性の栄養素であるビタミンCや葉酸が溶け出してしまいます。有益な栄養素を摂りこぼしてしまうのはもったいないですよね。

そこでおすすめなのがレンジで加熱して調理すること。レンジで加熱すればゆで汁に栄養素が溶け出す心配がなく、役に立つ栄養素を余すことなく摂取することができますよ。(※2,5)

【Q&A】白菜の栄養価は加熱で変わる?

ビタミンCビタミンK葉酸カリウムカルシウム食物繊維
生の白菜19mg59μg61μg220mg43mg1.3g
ゆでた白菜10mg87μg42μg160mg43mg1.4g
(※1,13)
生の白菜とゆでた白菜を100gあたりで比較すると、食物繊維やカルシウムの量は同程度です。

ただしゆで調理をおこなうと、水溶性の栄養素であるビタミンCや葉酸などの栄養素がゆで汁に流出してしまいます。そのぶん栄養価に差が生じると考えられるため、水溶性の栄養素を無駄なく摂りたいときは白菜を生で食べましょう。(※2,5)

【Q&A】白菜の栄養はダイエットに役立つ?

白菜には便秘対策に役立つ食物繊維が多く含まれています。便秘が続くと皮下脂肪の蓄積や基礎代謝の低下につながるおそれがあるため、白菜の栄養はダイエットに役立つと考えられます。白菜はカロリーが低く、摂取カロリーを気にするダイエット中でもたっぷり食べられるのもメリットです。(※14)

【Q&A】薬膳の考え方では白菜にどんな効能がある?

薬膳の考え方では、白菜にはうるおすはたらきがあるといわれています。そのため、のどの乾燥や咳・痰などの症状に役に立つとされていますよ。また、水のめぐりがよくなるので、むくみや二日酔いにも作用すると考えられています。(※15)
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