ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

白菜に含まれる代表的な栄養素7つ

栄養

  1. コラーゲンの生成を促す「ビタミンC」
  2. 骨の形成に関わる「ビタミンK」
  3. 赤血球を成熟させる「葉酸」
  4. 塩分の排出を促す「カリウム」
  5. 骨や歯を形成する「カルシウム」
  6. 腸内環境を整える「食物繊維」
  7. 抗酸化作用がある「イソチオシアネート」

コラーゲンの生成を促す「ビタミンC」

白菜100gあたりに、19mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCは水溶性の栄養素で、別名アスコルビン酸。皮膚や軟骨を構成するたんぱく質であるコラーゲンの生成を促すほか、抗酸化作用があります。(※1,2,3)

骨の形成に関わる「ビタミンK」

白菜100gあたりに、59μgのビタミンKが含まれています。血液凝固に関与したり、カルシウムを骨に沈着させることで骨の形成を促したりする栄養素です。油脂に溶けやすい性質があり、油と組み合わせると吸収率が高まります。(※1,4)

赤血球を成熟させる「葉酸」

白菜100gあたりに、61μgの葉酸が含まれています。水溶性ビタミンの一種で、赤血球の生産や胎児の正常な発育に関わります。赤血球は酸素を運ぶ役割があるヘモグロビンを含んでおり、葉酸が不足すると貧血になるおそれがあるので、積極的に摂りたい栄養素です。

特に妊娠を計画していたり妊娠の可能性があったりする女性や、妊婦さんは意識して葉酸を摂ると良いでしょう。(※1,5,6)

塩分の排出を促す「カリウム」

白菜100gあたりに、220mgのカリウムが含まれています。カリウムはミネラルの一種です。細胞内液の浸透圧を調整して一定に保つはたらきや、ナトリウム(塩分)を体外に出しやすくする作用があります。(※1,7)

骨や歯を形成する「カルシウム」

白菜100gあたりに、43mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯を形成するのに必要なミネラルの一種です。

カルシウムはビタミンDの摂取量や運動によっても吸収率や利用効率が異なります。カルシウムの吸収効率を上げるためには、カルシウムと同時にビタミンDを摂ることと、運動をして骨に適度な刺激を与えることが大切です。(※1,8)
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