ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

おにぎりにしても絶品!生姜の佃煮は活用法いろいろ

Photo by 稲吉永恵

生姜の佃煮は簡単に作れるお手軽常備菜です。ごはんに混ぜておにぎりにしたり冷奴にのせたりするのはもちろん、和え物や炒め物、煮物に加えると香りがアップ。ピリッとしたしょうがの辛みがアクセントになり、上品な味わいに仕上がります。

我が家では特にごはんのお供として大人気。たっぷり作ってもすぐになくなるほどです。ちりめんじゃこや合い挽き肉を合わせるとボリュームのある佃煮に。ガッツリ食べたい派の家族に喜ばれます。

野菜ソムリエ直伝。旨みたっぷりの生姜の佃煮

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調理時間 15
保存期間:冷蔵で約1週間、冷凍で約1ヶ月

シャキシャキッとした食感とさわやかな風味が魅力な生姜の佃煮。通年出回る根しょうがで作ると、ピリッとした刺激的な辛さと甘みのバランスが絶妙でごはんが進みますよ。卵焼きに入れたり肉野菜炒めに加えたりしても絶品。日持ちするため、作り置きして日々の献立に登場させてくださいね。

材料(作りやすい分量)

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  • しょうが 200g
  • 調味料
    • しょうゆ 大さじ3杯
    • きび砂糖 大さじ2杯
    • 大さじ2杯
    • みりん 大さじ2杯

生姜の佃煮をおいしく作るコツ

コツ・ポイント

  1. しょうがは2〜3mmの千切りにする
  2. しょうがの皮はスプーンで薄く削る
  3. しょうがの皮が乾燥して硬い場合は包丁でむく
  4. 辛みを抑えたい場合は10分ほど水にさらす
  5. じっくり煮て、煮汁が少し残る程度で火を止める
根しょうがは香りも辛みも強いです。2〜3mmの千切りにすることで、味付けとのバランスがよくなります。辛みを抑えたい場合は、千切りにしてから水に10分ほどさらすとよいですよ。辛みをしっかり抜きたい場合は煮こぼすのもおすすめです。

しょうがの皮の部分は香り高いためなるべく薄く削ります。土が残っていることが多いでこぼこの部分や汚れは、スプーンでこするときれいに取れますよ。乾燥して硬くなったり傷んだりした部分は包丁で取り除いてください。

生姜の佃煮は煮汁がなくなってくると焦げやすいです。混ぜながら煮て、煮汁が少し残る程度で火を止めるとしっとりと仕上がります。

作り方

1.しょうがを洗う

流水で洗いながらスプーンで皮を削る様子

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しょうがをきれいに洗います。皮の部分は香り高いので、スプーンで薄く削ります。乾燥して硬くなった部分や傷んだ箇所は包丁で取り除きます。
しょうがのでこぼこ部分にスプーンを当てて洗う様子

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しょうがにはでこぼこの部分に土が残っている場合があるので、スプーンを使って汚れを取り除きます。

2.しょうがを切る

まな板の上の千切りしょうが

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しょうがを2〜3mmの千切りにします。

3.調味料を合わせる

調味料が入った鍋にきび砂糖を入れる様子

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鍋にAをすべて入れます。
調味料が入った鍋を火にかけた様子

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鍋を中火にかけ、砂糖が溶けるまで煮ます。

4.しょうがを入れて煮る

調味料が入った鍋に千切りしょうがを入れたもの

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3に2を入れます。
しょうがと調味料が入った鍋を煮る様子

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全体を混ぜ、蓋をせず中火で10分ほど煮ます。
生姜の佃煮の煮汁を煮詰める様子

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味見をして、しょうがが十分にやわらかくなっていたら、火力を少し上げて煮汁を煮詰めます。焦げないように箸で混ぜながら煮てください。
生姜の佃煮をしっかり煮詰めたもの

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煮汁が少し残るくらいで火を止めて完成です。

よくある質問

生姜の佃煮は新しょうがでも作れますか?

作れます。新しょうがはよく洗ってから皮がついたまま千切りにし、同じように煮てください。

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