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たけのこの種類
淡竹(はちく)
赤みを帯びたような薄い茶色をしているやや細いたけのこです。皮に産毛がほとんどなく、ツルツルしているのが特徴です。地下茎が浅く、すぐに地面に顔を出しますが、アクが強くないので、地面から出ているものを採って食べることができます。地面下の地下茎と繋がっている部分はかなり固く、食べることができません。
とてもおいしく人気のたけのこですが、一般市場にはあまり出回ることがない種類です。
孟宗竹(もうそうちく)
たけのこを代表する種類であり、たけのこと言えばこの孟宗竹を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。中国江南地方原産のたけのこで、大きく厚みもあり食べ応えも抜群です。独特の甘みに加え、えぐみも少なく、上品な味わいが楽しめます。中の実の部分は白くてやわらかい食感ながらも、ほどよい歯応えがありますよ。
孟宗竹は地下茎が深く、地面から顔を出してしまうとえぐみが出てしまうので、顔を出す前のものを探し、掘って採ります。
真竹(またけ)
細めのたけのこで、皮には産毛がなく黒い斑点が混じった濃い茶色をしています。しっかりとした味わいが楽しめますが、アクや苦みも強いのが特徴です。淡竹と同じで、地下茎が浅く、すぐに地面に顔を出します。地面から出ているものもやわらかく、ゆでることでおいしくいただけますよ。
中華ちまきやおにぎりなどを包む際に使われる竹の皮は、その多くが真竹です。
四方竹(シホウチク)
四方竹は茎の断面が丸みを帯びた四角になるのが特徴のたけのこで、中国が原産とされる竹のひとつです。小型で細く1cmから2cmほどの太さしかありません。中の実は白く、コリっとした食感で歯触りがよく、独特の風味が楽しめます。
アクがとても強いので、皮を剥くと緑色の茎が紫色に変色してしまい、産地での消費が主となるたけのこです。しかし近年、変色しないボイル方法が発見され、水煮が全国へ出荷され始めているようですよ。
たけのこの栄養
たけのこはカリウムを多く含む食材です。ゆでたたけのこの可食部100gあたりに含まれるカリウムは470mgとなります。食物繊維も多く3.3g。そのほか炭水化物5.5g、たんぱく質は3.5gとなっており、アミノ酸も豊富に含まれます。
ゆでた時にみられる白い粒状のものはチロシンといい、アミノ酸の一種です。カロリーは30kcalと、食べ応えに反して低めとなっています。
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