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4. 春の魚「あじ(鯵)」
アジ科の魚は世界で150種以上、日本近海だけでも50種以上もいるとされます。そのなかで、一般的にあじと呼ばれるものは「真鯵(まあじ)」のこと。まあじも世界で10種以上いますが、日本に生息するのは1種だけです。
沖縄を除く全国各地に分布しますが、生息状況によって、内湾の浅瀬に居付く瀬付きあじと沖合を回遊するあじの2種類に分類。回遊型のあじは九州で3月頃、房総沖で5月頃に旬を迎えます。
沖縄を除く全国各地に分布しますが、生息状況によって、内湾の浅瀬に居付く瀬付きあじと沖合を回遊するあじの2種類に分類。回遊型のあじは九州で3月頃、房総沖で5月頃に旬を迎えます。
おすすめの調理法
古くから日本人に特に好まれるあじは、各地の沿岸で漁獲され、よく食べられてきました。透明感のあるピンク色の身は旨味と甘味が強く、お刺身や塩焼き、煮付けなどに適していると人気の魚。
どんな料理にも合いますが、大量に入手したら南蛮漬けにしてみましょう。冷蔵庫で保存できるので、作り置きしておくのに便利ですよ。
どんな料理にも合いますが、大量に入手したら南蛮漬けにしてみましょう。冷蔵庫で保存できるので、作り置きしておくのに便利ですよ。
5. 春の魚「めばる(鮴)」
おもに関東や北陸で、春告魚とされているのがめばるです。その名のとおり、目が張り出していることからついた呼び名。めばるとは1種ではなく、赤めばると黒めばる、白めばるの3種の総称です。
特に3月から市場に出回る北陸産めばるは、画像右手前の赤い「うすめばる」と呼ばれる種で、本来のめばるとは異なります。北海道南部から本州の日本海側までの寒い地域で獲れる魚で、普段目にするオレンジ色のめばるはこの種が多いようです。
特に3月から市場に出回る北陸産めばるは、画像右手前の赤い「うすめばる」と呼ばれる種で、本来のめばるとは異なります。北海道南部から本州の日本海側までの寒い地域で獲れる魚で、普段目にするオレンジ色のめばるはこの種が多いようです。
おすすめの調理法
めばるは種類に関係なくどれも脂肪が少ないうえ、淡白で上品な白身魚で、特に煮付けにすると身離れがよく食べやすいと評判。
和食だけでなく洋食でも人気のある魚で、イタリアのアクアパッツァには、かさごとともによく利用される魚介です。旨味たっぷりのだしがよく出るだけでなく、締まった白身もおいしくいただけますよ。
和食だけでなく洋食でも人気のある魚で、イタリアのアクアパッツァには、かさごとともによく利用される魚介です。旨味たっぷりのだしがよく出るだけでなく、締まった白身もおいしくいただけますよ。
6. 春の魚「しらす(白子)」
しらすとはいろんな魚の稚魚の総称。市場に流通しているしらすの大半がイワシで、特にカタクチイワシであることが多いです。漁場近くでは生しらすもありますが、大半はゆでた釜揚げ、またはしらす干しやちりめんじゃこに加工されます。
おもに太平洋沿岸で盛んに漁獲され、西の瀬戸内海から東の相模湾までが一大漁場。漁獲高トップの兵庫県が12~4月、2位の静岡県が1~3月を禁漁期としているため、4~5月からが旬といえます。
おもに太平洋沿岸で盛んに漁獲され、西の瀬戸内海から東の相模湾までが一大漁場。漁獲高トップの兵庫県が12~4月、2位の静岡県が1~3月を禁漁期としているため、4~5月からが旬といえます。
おすすめの調理法
スーパーでも購入できる釜揚げしらすは、そのままごはんにのせたり、お酒のアテにしたりと、いろんな食べ方ができます。
てっきり日本だけの食文化と思いきや、イタリアでも稚魚が獲れたら、ピッツァやパスタの具材として利用するのだとか。ペペロンチーノにしらすをたっぷりのせてもおいしいので、ぜひ一度試してみてください。
てっきり日本だけの食文化と思いきや、イタリアでも稚魚が獲れたら、ピッツァやパスタの具材として利用するのだとか。ペペロンチーノにしらすをたっぷりのせてもおいしいので、ぜひ一度試してみてください。
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