ライター : 佐々木 梓

管理栄養士

アジってこんな魚!

アジは日本の食卓やスーパーでよく見かける青魚。(※1)世界中の海に広く生育し、暖流にのって回遊しています。(※1) 日本でもっとも出回っているのが「真アジ」という種類。(※1)一般的に「アジ」と言えばこれを指します。(※1)ほかに、くさやの材料となる「ムロアジ」、高級魚の「シマアジ」などがあります。(※1)

「アジ」の語源

アジは「味」が良いため、この名前になったとも言われています。(※2)ほどよく脂がのり、クセが少ない魚です。その名の通り、刺身やなめろうなど生で食べるほか、塩焼きや煮つけ、フライ、ムニエルなどにしてもおいしい!和・洋・中にこだわらず幅広い料理に合う優秀な食材です。

アジの旬はいつ?産地は?

アジの旬は6〜8月。(※2)春から夏にかけての季節です。旬のアジはもっとも脂がのり、味もおいしくなると言われています。 アジをはじめとする青魚に含まれる脂は良質なもの。血流の流れを促す働きを持つEPAや、脳の機能を保つために不可欠のDHAが豊富とされています。(※2)旬のアジはおいしいだけでなく、健康にも役立つ食材なのです。

産地

アジは全国的に水揚げされていますが、なかでも多いのは北九州の海域。漁獲量トップは長崎県で、そのあとに島根県、鳥取県と続きます。(※2)。また大分県佐賀関産の「関アジ」に代表されるような、アジの高級ブランドも全国的に存在しています。 アジは加工品も多く生産されています。くさい食べ物代表としてよくあげられるくさやは、塩、水、アジから出る汁を発酵させた「くさや液」につけて干したもの。長い歴史を持ち、現在は伊豆諸島で作られています。(※3)アジといえば干物も人気。伊豆、北陸など多くの地域で作られています。

おいしいアジの選びかたと食べかた

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