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「ナイアガラ」ってどんなぶどう?
ナイアガラとは、その名のとおりアメリカニューヨーク州のナイアガラ発祥の白ブドウ品種です。1893年ごろ、のちに“日本のワインの父”と称される川上 善兵衛(かわかみ ぜんべえ)氏によって、日本に導入されました。完熟した果皮は、淡い黄色や黄色みがかかっている黄緑色で、特有の豊かな香りが特徴です。
白ワインに人気の香りのよいぶどう
ナイアガラは香りが強く、果汁が多いです。糖度は15度前後で、甘いものは20度を超えるものも。果肉はやわらかく、果皮が薄くて剥きやすいです。傷みやすく流通に向かないため、白ワインやジュースの原料として使われるのがほとんど。フルーツとして一般市場に出回ることが少ない品種です。
日本の産地と旬の時期
日本でも多く栽培されており、その栽培面積もかなりの広さを誇ります。産出量がもっとも多いのは北海道。全体の約45%を占めます。次いで長野県が多く、この2県で全体の75%をまかなっていますよ。そのほか、山形県、秋田県、岩手県と東北地方での栽培も盛んです。旬は成熟期を迎える8月から10月頃。
ナイアガラの選び方とおすすめの保存方法
おいしいナイアガラの選び方
完熟したナイアガラの果皮は、黄緑色です。緑がかったものよりも、黄色が濃いものがおいしいですよ。果皮につくブルームと呼ばれる白い粉も、必ずチェックしましょう。これは、ぶどうから分泌される天然成分で、熟した証。病原菌から身を守ったり鮮度を保ったりする役割があります。軸が枯れていないか、粒が落ちてしまっていないかも鮮度を見極めるポイントですよ。
長持ちする保存方法
冷蔵庫の野菜室、もしくは風通しのよい冷暗所で保存します。軸のまま新聞紙で包んだり、キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れたりして、乾燥しないように気をつけましょう。皮が薄くて実がやわらかくあまり日持ちしないため、早めに食べるのがおすすめ。
より長く保存したいなら、冷凍保存が有効です。枝を5mmほどつけたまま粒を切り取り、冷凍用ジッパー袋に入れて冷凍庫へ入れてください。常温・冷蔵・冷凍のどの保存の場合も、食べる直前に洗いましょう。
より長く保存したいなら、冷凍保存が有効です。枝を5mmほどつけたまま粒を切り取り、冷凍用ジッパー袋に入れて冷凍庫へ入れてください。常温・冷蔵・冷凍のどの保存の場合も、食べる直前に洗いましょう。
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