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5. できあがりです!
外は香ばしく、中はジューシーに焼きあがりました。
肝心のお味は……!
レアに焼き上がった断面の美しさにうっとりしつつ、温かいうちにさっそくひと切れ……。
いつものステーキを想像していると、いい意味で裏切られます。まろやかな旨みが口いっぱいに広がり、 肉と昆布の味わいが絶妙なバランスです。
昆布本来の塩気と旨みがいい働きをしているので、塩こしょうをかけないで正解でした♪
次はわさびをつけてひと口……。これもいい!肉の甘みをわさびがぴりっと引き締めて、まるで高級な鉄板焼きを食べているような上品な味わいです。
柚子胡椒やわさび醤油とも合いそうですね。あくまでお肉の味を楽しむために、“ちょっとつける”くらいがちょうどいいかもしれません。
お肉に昆布を巻くことで、昆布に含まれる旨み成分「グルタミン酸」がお肉に移ります。もともとお肉に本来含まれる「イノシン酸」の旨み成分と相まって、さらにおいしくなるというメカニズムです。
確かに、お肉から昆布を取り除いたとき、お肉がきゅっと締まって、昆布は包む前よりしんなりしていました。なるほど……旨み成分のすごさを感じずにはいられません。
ポイントは、お肉表面の水分「ドリップ」をしっかり拭き取ること。ちょっとしたひと手間で、味が馴染んでおいしい昆布締めができますよ♪
豚肉でも試してみました!
豚肉の昆布締め
豚肉でも試してみした♪ 作り方は牛肉とまったく一緒ですが、豚肉の場合は中までしっかり焼いてくださいね。
お肉のなかでも、脂身の旨みを感じやすいのが豚肉の特徴ですが、この甘い豚の脂と昆布の旨みがよく合う……!牛肉もよかったですが、豚もやさしくまろやかな味わいで、どちらも捨てがたいおいしさです。昆布のパワー、恐るべしです。
次は鶏肉で試してみよう!
昆布は佃煮にリメイク
お肉を包んだ昆布は、そのまま捨てるのはもったいないので「昆布の佃煮」にして最後までおいしくいただきましょう♪
千切りにした昆布をみりんとしょうゆ、砂糖でじっくりコトコト煮込みます。仕上げにアクセントの実山椒を入れれば「昆布の佃煮」のできあがりです。
実山椒の代わりに、刻んだ梅肉でもおいしくできますよ。
すぐにでもまた食べたい!
お肉を昆布で包むだけの「お肉の昆布締め」。肉の種類や部位を変えたり、包む時間を長くしたりと、まだまだ楽しみ方がありそうです。
これだけでおいしくなるなんで、正直驚きでした。「いますぐまた食べたい……!」そんな気持ちです。
みなさんもぜひ、「お肉の昆布締め」の凝縮した旨みを体験してみてくださいね。
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