味の特徴

クロムツは、血合いが赤い透明感のある白身が特徴。ほんのり赤みがかった白身は、旬の時期になると身に脂が入り白っぽく見えます。加熱しても身が硬くならず、ふんわりした食感。刺身にすると、身はやわらかめながらほどよい歯ごたえがあり、上品な甘味と脂の旨味が絶品です。

おすすめの食べ方

新鮮なクロムツが手に入ったら、まずは刺身で食べるのがベストです。皮が厚くて強いので、皮を引かない場合は、バーナーで炙って焼き霜造りにするのがおすすめ。

刺身を昆布締めやマリネしたり、それをサラダにのせたりしてもおいしいですよ。もちろん煮付けや焼き魚、洋風にソテーしてもクロムツ本来の旨味を堪能できます。

クロムツを使ったおすすめレシピ6選

1. 簡単で華やか。クロムツとサーモンのカルパッチョ

オレンジ色が鮮やかなサーモンと、白身のクロムツが交互に並ぶさまは、見た目にも華やかなひと品。わさびを効かせたしょうゆベースのドレッシングで、カルパッチョ風にします。どちらも脂ののりが持ち味なので、コクと旨味があって文句なしのおいしさです。

2. 甘くて香ばしい。クロムツの白みそ漬け焼き

白みそと酒、みりん、酒で作る甘いみそ床に、クロムツの切り身を漬けこみ、魚焼きグリルでこんがり焼くレシピです。白みその甘さと香ばしさ、酒の風味が、ふっくらふんわりしたクロムツにぴったり。お店で食べるようなおいしさを楽しめます。

3. 短時間でできあがる。クロムツのおぼろ昆布締め

クロムツは刺身だけでなく、昆布締めしてもおいしい魚。普通は板昆布ではさんで数時間寝かせますが、レシピではおぼろ昆布で代用します。そうすることで、細かい昆布の旨味が切り身に移り30分もあればできあがり。もちろん、普通の昆布締めでも良いですよ。

4. あっさりおいしい。クロムツ湯引きの和風あんかけ

昆布締めした刺身用のクロムツをさらに薄切りし、和風だしでさっと湯引きにするレシピです。そのだしと酒、塩で作るつゆを、水溶き片栗粉でとろみをつけ、湯引きにあんかけするのがポイント。春菊や食用菊をあしらうと、料亭で出てくるようなひと品に変身します。

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