ライター : こやまゆうこ

食品衛生管理者/ 食品衛生監視員

カレーの豚肉は部位選びで仕上がりが変わる

Photo by macaroni

ポークカレーは、使う豚肉の部位によって味わいや食感が変わります。脂の多い部位ならコク深く、赤身中心の部位ならさっぱりとした仕上がりに。好みの味わいや調理時間に合わせて部位を選ぶことが、おいしいカレーを作るポイントです。

【目的・タイプ別】カレーに合う豚肉の部位の選び方

部位特徴・味わいこんな人・カレーにおすすめ
もも脂肪が少なく、赤身のあっさりと
した旨みを楽しめる
脂っぽさを控えたい人、
さっぱりしたカレー
バラ脂身が多く、甘みと濃厚なコクが出るこってり派、厚切り肉をじっくり
煮込むカレー
肩赤身の旨みが濃く、肉質はやや
しっかりしている
肉の存在感を楽しみたい人、
煮込みカレー
肩ロース赤身と脂身のバランスがよく、
コクとやわらかさがある
味わいと食べやすさを両立したい人、
定番のポークカレー
ロースきめが細かく、やわらかな赤身と
脂身の甘みを味わえる
ほどよいコクを求める人、
短時間で仕上げるカレー
ヒレ脂肪が少なく、きめ細かで
やわらかい
上品で軽い味わいが好みの人、
あっさりしたカレー
こま切れ肉さまざまな部位が使われ、赤身の
旨みと脂のコクを手軽に出せる
手早く作りたい人、
日常の時短カレー

さっぱり派・ヘルシーに仕上げたいなら「もも」

豚もも肉は脂肪が少なく赤身が多いため、脂っぽさを抑えた軽やかなカレーに向いています。肉の旨みが穏やかで、野菜やスパイスの風味を引き立てやすいのも魅力です。

ただし、長く煮込むと硬くなりやすいため、薄切り肉を使うのがおすすめ。野菜がやわらかくなってから加え、中まで火が通ったら長く煮込まずに仕上げると、やわらかな食感を保てます。

こってりコクを出したいなら「バラ」

豚バラ肉は赤身と脂身が層になっており、煮込むほど脂の甘みと旨みがカレーに溶け出すのが特徴。濃厚で食べごたえのあるカレーには、ブロック肉や厚切り肉が向いています。

煮込む前に表面を香ばしく焼くと、形が崩れにくくなり、肉の風味も引き立ちますよ。脂が多く出たときは適度に拭き取り、その後は弱火でじっくり加熱。くどさを抑えつつ、やわらかく仕上げられます。

旨みとバランス重視なら「肩」「肩ロース」「ロース」「ヒレ」

肩肉は赤身の旨みが濃く、肉質はややしっかりしています。角切りにして弱火でじっくり煮込むと、ほろりとやわらかな食感に。肩ロースは赤身に脂がほどよく入り、コクとやわらかさのバランスに優れています。ブロックや厚切りでも使いやすく、食べごたえを出したいときにぴったりです。

ロースはきめが細かく、脂身の甘みを楽しめる部位。煮込みすぎると赤身が硬くなるため、薄切りやひと口大にして加熱時間を控えめにします。

脂肪が少なくやわらかなヒレも、野菜を煮たあとに加えて火を通すと、しっとりとした食感を保てますよ。

手軽においしく作るなら「こま切れ肉」

こま切れ肉には肩やもも、バラなどさまざまな部位が使われており、赤身の旨みと脂のコクを手軽に取り入れられます。

切る手間が少なく短時間で火が通るため、忙しい日のカレーにも便利です。ただし、大きさや厚みが不ぞろいなので、重ならないようにほぐしながら炒めるのがポイント。

野菜がやわらかくなってから加え、煮込みすぎずに仕上げると、硬くなりにくく食感よく仕上がります。
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