選び方のポイント

ずいきは、皮に張りがあってしなびていないものが新鮮。太いものほど良品とされます。赤ずいきは色が濃いほど、ゆでても色あせしないできれいに仕上がる傾向が。白ずいきは、できるだけ白いものを選びましょう。色の違いによって、味が異なることはないそうです。

生の冷蔵保存はNG

夏野菜であるずいきは、冷蔵庫に入れると低温障害で傷むおそれが。そのため保存するときは、買ってきたパックのままか、新聞紙に包んで風通しの良い日陰に置いておきます。鮮度が落ちやすい野菜なので、できるだけ早く使い切るようにしてください。

日持ちさせたいなら、ゆでてアク抜きしたものを酢漬けや煮物にすると、冷蔵庫で2~3日ほど保存可能です。下処理してから水気を切り、金属バットで冷凍させて保存袋に入れてもOK。また芋がらのように天日干しして、乾燥させると長期保存できます。

ずいきのおすすめの食べ方

ずいきの中はスポンジ状なので、つゆがたっぷり染みこみます。そのため油揚げと一緒に煮物にしたり、豚肉と炒め煮にしたりする調理法がおすすめ。シャクシャクしたやわらかい歯ざわりで、和え物や酢の物にもよく合います。

ただしずいきはアクが強いため、必ず水に30分ほどさらして、酢を加えた熱湯で2分ほど下ゆでしてくださいね。

ずいきを使うおすすめのレシピ7選

1. ずいきとお揚げさんの炊いたん

「炊いたん」とは、京都の言葉で煮物という意味。「ずいきの炊いたん」は、農林水産省に郷土料理として認定されています。そんなずいきの煮物に油揚げをプラスして、だしを効かせた甘めの薄口しょうゆつゆで煮込むレシピです。

2. ずいき煮物の冷製レモン風味

夏が旬のずいきを煮物にして、季節に合わせて冷製仕立てにするレシピです。煮汁はだし汁としょうゆ、砂糖、酒など、定番の和風つゆでOK。十分に冷やしてからレモン果汁を加えれば、さわやかな味わいのひと品ができます。

3. ずいきと里芋のさわやか梅煮

紅ずいきを梅干し入りのしょうゆつゆで煮るだけの、簡単な煮物の作り方。1本売りのずいきの根元に、里芋がついていることがたまにあります。そんな場合は、里芋も一緒に煮込むとさらにおいしいですよ。

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