ライター : suncatch

食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル(2級)

「ずいき」ってどんなもの?

「ずいき」とは八ツ頭や赤芽芋など里芋、葉柄専用に作られたハス芋の「葉と茎の間の部分(葉柄)」のことをいいます。八ツ頭の茎は「赤ずいき」、八ツ頭を軟白栽培したものは「白ずいき」、ハス芋の茎は「青ずいき」と呼ばれていて、一般的に広く栽培されているのが「赤ずいき」です。 長くまっすぐな茎はポンジ状の繊維質。不溶性食物繊維が豊富で、赤ずいきにはアントシアニンが多く含まれています。

「いもがら」との違い

同じ里芋の葉柄で「いもがら」と呼ばれるものもありますが、どのような違いがあるのでしょうか?実は生のずいきを乾燥させるたものが「いもがら」、つまり「乾物のずいき」のことなんです。「いもがら」は水で戻して使うことが多く、生のずいきとは違った歯ごたえのある食感です。

ずいきの産地や旬の時期は?

ずいきの主な産地は?

「赤ずいき」は加賀の伝統野菜。主な産地は金沢の花園地区や三馬地区ですが、新潟や三重県でも多く栽培されています。「白ずいき」は奈良が産地、伝統野菜「大和野菜」に認定されています。大阪府貝塚市では、赤褐色の「紅ずいき」が栽培されています。

収穫時期と旬は?

ずいきの旬は夏。初夏から夏に収穫され市場に出ます。安価ですが時期を逃すとお目にかかれないので、旬を味わう貴重な野菜です。今まで見かけたことがないという方は、スーパーや八百屋さん・道の駅などでぜひチェックしてみては?

ずいきの選び方と保存方法

選び方のポイント

ずいきは柄にハリのある新鮮なものを選びましょう。切り口が白く変色していないものを選ぶのがポイント。赤が濃いずいきは、ゆでても紅色がきれいに残ります。白ずいきはアクが少ないですが、ずいきの味自体には色による違いはありません。
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