会議が長引いたとき、2杯目はいつ出す?

1時間過ぎても会議が終わらない場合、まだ続きそうなら状況を見計らったうえで、もう一度お茶出ししてもよいです。先に出したお茶を下げてから、2杯目を出します。一般的には茶托ごと下げて、新しい茶碗に交換してお茶を入れ、茶托にのせて出しましょう。

1杯目にお茶を出したとき、2杯目はコーヒーを出すなど、飲み物を変えると喜ばれます。お茶以外を出す場合は、「コーヒーでよろしいでしょうか」と確認するとよいです。

冷たい飲み物を出すときに気をつけることは?

冷たい飲み物を出す場合は、机が水滴で汚れないようにするために、コースターを使用します。人数分のコースターを用意しましょう。

先にコースターを机の上に置き、その上にグラスを置きます。ひとりずつお茶出しをするのが正しく、先に人数分のコースターを置いてからグラスを置くのは間違いです。

いただいた手土産はどうする?

オフィスシーンでは、お客様からいただいた手土産を、その場で開封して食べることは基本的にありません。ただ雰囲気やお客様との関係性により、いろいろなシーンが考えられます。上司からの指示に従って対応しましょう。

自宅での場合は、お客様からいただいた手土産のお茶菓子は、その場で開けて一緒に楽しみます。

お茶をこぼしてしまった場合は?

お茶出しの際にお茶をこぼしてしまったら、まずはすぐに謝罪しましょう。お客様の衣服や荷物、机の上が汚れていないか確認し、汚れていたらすぐに拭く、または拭くお手伝いをします。それからお茶を入れなおせばOK。お客様自身がこぼした場合も同様に対処します。

またこぼしてしまってもすぐ対応できるように、ふきんを用意しておくとよいでしょう。お客様が自分のハンカチで拭いた場合、ポリ袋をお渡しすれば、濡れたハンカチの持ち帰りに困りません。

お茶は不要」と言われた場合は?

お客様から「お茶はいりません」と言われたら、お客様の主張を尊重して対応します。しかし会社によってはお茶を出したうえで、飲むかどうかはお客様に判断をゆだねる場合も。そのためどう対応したらよいか、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

怖くない!基本的な「お茶出しマナー」をマスターしよう

仕事とは関係ないと思うかもしれませんが、お茶出しは基本的なビジネスマナーとして大切です。ちょっと堅苦しいと感じるものの、経験を積むほどに慣れるので大丈夫。お茶出しをマスターしておくと、自宅での来客時にも応用できますよ。

ペットボトルの飲料を出す場合やこぼしてしまったときの対処法など、基本的な対応を知っておくとずいぶん楽です。イレギュラーな場合は臨機応変に対応して、お茶出ししてくださいね。
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