お茶出しの際に気を付けたいポイント

会議の席次に注意

基本的に席次は、出入り口から遠い方が上座、近い方が下座になります。会議でお茶を出すときも基本的に同様ですが、議長がいる場合は議長席がもっとも上座に。議長の隣で出入り口よりも遠いほうからより上座になり、出入り口に近い席ほど下座になります。

また席次は机の配置や来客によっても微妙に変わりますが、あらかじめ席順を把握しておくとよいでしょう。

湯呑みと茶托は別々で運ぶ

お茶を入れた茶碗と茶托は、お盆の上に別々にのせて運びます。茶碗を茶托にのせて運ぶと、途中でお茶がこぼれてしまい、茶碗や茶托が汚れることが。茶碗が茶托にくっつくこともあるため、別々に運びましょう。お茶の量は茶碗に7分目程度にすると、こぼれにくいですよ。

コーヒーや紅茶を出す場合

コーヒーや紅茶を出すときは、砂糖とミルクを一緒に出すのが基本です。ソーサーにコーヒーカップをのせ、手前にスプーン・砂糖・ミルクを添えて出します。砂糖やミルクは小皿にのせて、机の中央に置いておくのもOK。その場合はお客様に「ご自由にお使いください」とひと声かけておくとよいでしょう。

ペットボトルの飲料を出す場合

ペットボトルの飲料を出すのは、衛生面において安心して飲めるという考えもあり、マナー違反には当たりません。お茶の温度が変わりにくく、ほこりが入りにくいメリットも。

ペットボトルの飲料を出す場合は、紙コップを添えるとなおよいです。お客様に出すときは、ペットボトルと紙コップを別々に出し、コースターを準備したほうがよいでしょう。会議で出す場合は、ほこりが入らないように、ペットボトルに紙コップをかぶせて出してもOK。また夏場に出す場合は、ペットボトルの飲料は冷やしておき、冷たいものを用意しておきます。

お茶出しに関するよくある質問

お茶の数が足りなかった場合は?

人数分をきちんとそろえて出直したくなりますが、戻らなくても大丈夫です。落ち着いて、まずはお客様の上座の方からお茶を出します。次に自社の上役からお茶を出したらいったん下がり、もう一度下座の方にお茶出しすればOKです。そのときは「改めてお持ちします」と伝えておくとよいでしょう。
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