中国十大銘茶のひとつ「鉄観音茶」とは?特徴や飲み方も

中国青茶、烏龍茶の一種である鉄観音茶は、そのフルーティで芳醇な香りが印象的なお茶です。食後やお酒を飲みすぎたときなどにも優しい味なので、いつでも飲みたいおいしい茶です。今回はおいしい鉄観音茶の淹れ方、そしておすすめの鉄観音茶をご紹介します。

鉄観音の芳醇な香りでひと息ついてみませんか?

鉄観音とは

鉄観音は中国茶の半発酵させた青茶のことを言い、広い意味での烏龍茶の1種になります。鉄観音を代表する産地は安渓鉄観音を作っている中国の福建省泉州市安渓県と、木柵鉄観音を作っている台北市文山区付近があります。

"鉄観音" 名前の由来は?

鉄観音という名前の由来は、強い揉捻をすることで葉が丸まり、油を塗ったような光沢ある葉の表面の色合いが由来と言われています。鉄観音は茶葉自身の酸化酵素による発酵をある程度終わらせ炒ることで発酵を止め、「揉捻」と呼ばれる茶葉を揉む工程や焙煎乾燥してできあがります。

鉄観音と烏龍茶の違い

鉄観音、烏龍茶ともに広義での烏龍茶と呼ばれていますが、その違いはなんなのでしょうか?先ほども説明した通り、烏龍茶は青茶の1種で、茶葉の発酵過程を炒ることで止めた半発酵の茶葉を使います。実は烏龍茶には代表的な銘柄として6つあります。東方美人茶、凍頂烏龍茶、武夷岩茶、鉄観音、水仙、鳳凰單欉で、これらはすべて烏龍茶の銘柄。ということで、鉄観音は烏龍茶の中のひとつという位置付けになります。

味や香りの特徴

鉄観音のお茶は、甘いお茶と称されることが多くあります。蜜の香りやラン、水蜜桃などフルーティで爽やかな表現で風味や香りを例えられることが多いお茶です。芳醇な香り、味わいなのですっきりと飲みやすく、雑味や苦味を感じにくいので人気があります。

鉄観音茶の色は黄金色か杏子の色に似ている言われており、見ているだけでもうっとりとする上品できれいな水色です。

鉄観音の高級銘柄

安渓鉄観音

中国福建省南部、泉州市安渓県で作られている「安渓鉄観音」。年に4回ほど収穫され、そのうち春に摘まれる「春茶」は最高の味と評されています。フルーティーな風味と明るい杏子色がかわいらしい、「THE鉄観音」という風味や見た目を楽しめる銘柄です。

木柵鉄観音

台湾を代表する半発酵の銘茶で「鉄観音種」の茶葉から作られています。春と冬摘みしたものが特においしいとされています。オレンジ系の鮮やかな色のお茶で、冷やしてもその風味を損なわないおいしいお茶を淹れることができます。発酵度、焙煎度も高く、2から3年ほど寝かせるとビンテージワインのような深みがある味を楽しめると言われています。

鉄観音の基本の淹れ方と飲み方

中国茶の淹れ方には、本格的な蓋碗、茶海、飲杯、水盂というお茶器のセットがあります。しかし、それぞれ代わりのものを使ってもお茶を淹れることができるので、お茶器を持っていないという場合でもお家でおいしい中国茶を淹れることは可能です。

淹れ方

まずは茶器を温め、100℃前後に沸騰させたお湯を準備します。茶器を温めておくと、茶葉が開きやすく、お茶の香りや味が引き立ちやすくなります。茶葉5gに対してだいたい100mlのお湯を目安に注ぎます。このときのお湯は数秒で捨てます。

これを洗茶といい、茶葉をきれいにする役割から、茶葉を短時間で開かせ、飲む準備をはかどらせるという重要な工程です。また、洗茶することで茶葉の温度が上がることから、茶器やお湯の温度が下がりづらく、テルペンやポリフェノールという発酵茶ならではの酸化物を効率的に抽出できるようになります。

飲み方

先ほども紹介した通り、中国茶は1煎目を飲まずに捨てる洗茶という過程があります。2煎目の前にはすぐにお湯を入れるのではなく、10秒から20秒ほど置き、茶葉を蒸らしておくと葉が広がりやすく、2煎目以降にお茶を抽出しやすくなります。

2煎目以降はお好きな濃さで飲めるように、蒸らし時間を調整すると◎ 鉄観音は7煎目までおいしくいただける風味豊かなお茶。自分が好きだと思える濃さを見つけてみましょう♪

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