ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

梅酒作りにチャレンジしよう!

Photo by 稲吉永恵

さわやかな梅の香りとすっきりとした味わいが魅力の梅酒。青梅が出回り始める5月末に仕込んで、1〜3ヶ月経つと飲みごろです。

梅酒の梅は、基本的に青梅を使いましょう。完熟梅でも作れますが、傷みやすく保管中の管理もむずかしいため、避けたほうがよいです。梅酒作りはとても簡単。初心者もトライしやすいのでぜひ挑戦してみてください。

梅酒の作り方

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調理時間 30
*青梅を乾かす時間、漬け込む時間を含みません
保存期間:正しく作り適切に保存すれば、常温で2〜10年保存可能
※漬け込んでいる青梅は1年を目安に取り出します

常備酒の定番である梅酒。香り豊かで、水割りだけでなくロックで飲んだり炭酸で割ったりとさまざまな楽しみ方ができるのもうれしいですよね。初心者でも失敗せずに作れる方法をご紹介します。

材料(作りやすい分量)

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  • 青梅 500g
  • 氷砂糖 250g
  • ホワイトリカー 900cc
  • ホワイトリカー(消毒用) 10cc
  • 保存瓶 1つ
  • 竹串 1本
  • キッチンペーパー 適量

下準備

保存瓶に熱湯を注ぐ様子

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青梅を漬ける保存瓶を丁寧に洗ってから、熱湯を注いで消毒して乾かします。保存瓶が入る大きな鍋があれば、煮沸消毒して乾かしてください。

作り方

1.青梅を洗う

青梅を流水で洗う様子

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青梅は流水で丁寧に洗います。
ザルにあげた青梅

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青梅をザルにあげ、水気を軽く拭きます。

2.青梅のヘタをとり、水気を拭く

青梅のヘタを取る様子

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青梅のヘタをとります。竹串で青梅をなるべく傷つけないようにして取ります。
キッチンペーパーで青梅の水気を拭く様子

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キッチンペーパーで青梅の水気をしっかり拭き取ります。ヘタを取った凹んだ部分も丁寧に拭きましょう。
キッチンペーパーを敷いたザルに並んだ青梅

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青梅の水気を拭いたら、キッチンペーパーを敷いたザルに並べ、しっかり乾かします。

3.保存瓶を消毒する

保存瓶にホワイトリカーを入れる様子

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乾燥した保存瓶に消毒用のホワイトリカーを入れます。
保存瓶を振る様子

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蓋をして、全体に行き渡るように振ります。蓋にもしっかり馴染ませてから余ったホワイトリカーは捨て、乾かしておきます。

4.漬ける

保存瓶に青梅が入ったもの

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青梅1/3量入れます。
青梅の上に氷砂糖が入った様子

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青梅の上に1/3量の氷砂糖をおき、これを繰り返します。
保存瓶に青梅、氷砂糖、ホワイトリカーを注いだもの

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ホワイトリカーを注ぎます。

5.3ヶ月ほどおく

蓋を閉めた梅酒

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しっかり蓋を閉め、温度変化の少ない冷暗所におきます。
保存瓶に入った梅酒

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10日ほど経つと、氷砂糖が完全に溶けて青梅の色が変わります。梅酒は2〜3ヶ月以上経てば飲めるようになります。1年以上経つと味わいがまろやかになりますよ。1年経ったら青梅を引き上げると、常温で長期保存が可能です。

カビをふせぐポイントは?

傷んだ青梅や傷のある青梅は取り除く

青梅は、傷んだものや傷付いたものは取り除くことが大切。傷がある青梅や傷んでやわらかくなった青梅は、カビが生えやすいです。梅酒を台なしにしてしまうおそれがあるので、勿体ないと思っても処分してください。

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