ライター : とも

子育てフードライター

隠れた人気おつまみ「梅水晶」

おつまみというと人それぞれに好みがあり、ビールや日本酒など飲む種類によっても変わるものですね。ここ最近、TVでも取り上げられたことから注目を浴びている「梅水晶」というおつまみが人気で、特に日本酒や焼酎に合うとお酒好きの間で話題になっています。

お寿司屋さんでは細巻きのネタにしているところもあり、かっぱ巻きや梅しそ巻きの代わりに注文する人も多いそうですよ。梅水晶とはどのようなおつまみなのか、主にどこで食べられるのかなどを解説。別の食材で代用できるレシピとあわせてご紹介します。

梅水晶の材料と味は?

梅水晶の材料と作り方

梅水晶とはサメの軟骨で作る料理のこと。千切りにしたサメの軟骨に梅肉や調味料などを和えて作ります。透明なサメの軟骨が水晶に似ていることや、梅肉を和えてうっすらとピンク色に染まったビジュアルが、鮮やかできれいなことから名づけられたといわれます。

コリコリとしたサメ軟骨の食感と梅肉の爽やかな風味と酸味、だしや調味料のうま味がコラボした味わいがおつまみにぴったりだと好評です。脂っこい料理の合間の箸休めにもよいと人気になって、最近では串揚げ屋さんのメニューに入っているのをよく見かけますね。

梅水晶の発祥は?どこで作られているの?

高級珍味の梅水晶の発祥は、全国有数の水揚げ量を誇る宮城県気仙沼です。サメの漁獲量は全国1位。しかし、サメは漁に使う網を破ったり、人に危害を加えたりする迷惑な存在でした。

ほとんど食べることなく廃棄されていたサメに注目したのが、大阪にある水産会社「サブ水産」。「元祖 梅水晶」として加工・販売したのがはじまりだといわれています。こちらの梅水晶にはトビコが入っていて、プチプチした食感がおいしいと評判ですよ。

梅水晶を食べられるお店や購入方法!

居酒屋では一品料理としてメニューに加えているところが多く、大葉やきゅうりなどとともに小鉢に盛られて提供されます。おつまみとしての人気が上がる一方、東日本大震災以来サメの漁獲量が激減し、原料不足に。品切れになり、希少性が高まった時期がありました。

そのため、鶏のヤゲン軟骨をミックスした商品も作られるようになりました。ヤゲン軟骨はサメ軟骨と食感が似ていて、サメ100%よりも値段が安くておいしいことから人気商品になっています。日持ちする冷凍ものが通販で販売されていますよ。

ITEM

サブ水産 梅水晶

¥2,980〜

内容量:700g

※2022年10月26日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

自宅でも作れる!ヤゲン梅水晶のレシピ

入手困難なサメ軟骨の代わりに、鶏のヤゲン軟骨を使うレシピです。ヤゲンとは鶏の胸骨の先にあるY字型の白い部位のこと。軟骨のまわりに身が少しついているときは、そのまま刻みましょう。白だしを鶏ガラスープの素に代えると、中華風の梅水晶に仕上がります。きゅうりの食感が味の決め手なので、下ごしらえは丁寧におこなってくださいね。

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