野菜別に見る漬物の種類

きゅうりで作る漬物

そのまま生で食べてもおいしい「きゅうり」は、漬物にするとさらに味わい深くなります。初心者でも漬物をつくりやすい野菜。簡単に作れてあっさりとした浅漬けや相性ばつぐんの味噌漬け、ピリリとしたからしが効いた辛子漬けなどがおすすめの漬け方となっています。

大根で作る漬物

比較的かためなので、漬物にするのに時間がかかるイメージのある「大根」。けれども、この野菜も簡単に漬物にすることができます。定番の浅漬けやべったら漬け、酢漬け、麹漬けなどをおいしくつくることができます。大根を大量消費したいときに漬物は使えます。

白菜で作る漬物

「白菜」は、浅漬けや粕漬けなどにぴったりな野菜。漬物の定番野菜のひとつです。とくに冬の旬の「白菜」を漬け込んだ白菜漬けがおすすめ。お手軽に作れて、シャキシャキした食感が魅力のひと品です。

かぶで作る漬物

葉の部分も根の部分も食べられる「かぶ」。葉の部分は生のまま塩漬けやぬか漬けなどに、根の部分は千枚漬けやぬか漬け、酢漬けなどするのがおすすめ。とくに赤かぶは、加熱するよりも漬物や酢の物などのほうが向いています。

エリア別にチェックしてみよう

北海道地方の漬物

もともと野菜などの保存を目的として作りはじめられた「漬物」。北国である北海道にも漬物にする食材がたくさんあり、この土地ならではの漬物文化があります。たとえば、郷土料理として有名な「松前漬け」や北海道十勝でつくられた「ヤーコン漬け」など。また、「夕張メロン」の漬物もあります。 野菜だけでなく、サーモンやニシンなどの魚介類の漬物も名物。

東北地方の漬物

寒さの厳しい東北地方は漬物王国。たとえば、岩手県に古くから伝わるウリでつくる「金婚漬け」や秋田県の菊を使った「晩菊漬け」、秋田県の名産「いぶりがっこ」などが有名です。漬ける食材がじつに多様で漬物の宝庫ともいえる地域となっています。

編集部のおすすめ