ライター : ☆ゴン

漬物はいろんな種類がある

漬物とはどんな食品?

漬物とは、食材を塩やみそ、酢などで漬けこみ、日持ちするようにしたものです。肉や魚介を漬けこむこともありますが、日本ではもっぱら野菜を使うのが一般的。漬物にすることで旨味が凝縮され、おいしさが増す効果もあるのです。

食べ物の保存といえば天日で干すか、塩漬けにするか、または両方を併用するのが古来からの伝統的な方法。この記事では、そんな漬物の漬け方や野菜の種類、各地で人気の漬物について解説します。

調味料と漬け方で分類

野菜の漬物は大きく分けて、発酵させたものとそうでないものがあります。発酵させるための調味料や材料は、みそ、しょうゆ、麹、酒かす、米ぬかなど。とくにぬか漬けは発酵漬物の代表格で、大根を漬けこんだたくあんのように、独特の風味が加わります。

発酵させないものは、梅干しやしょうが漬け、福神漬けなど。おもにしょうゆ、酢で漬けこみ短期間で仕上げるものを、浅漬けや調味漬けと呼びます。農林水産省では以下の記事のように分類しているので、漬物を作るときの参考にしてください。(※1)

日本を代表する漬物の種類

浅漬け

Photo by macaroni

浅漬けとは調味料や材料の違い、種類、風味を表す漬け方ではなく、漬けこむ時間がただ短いだけのこと。即席漬けや一夜漬けとも呼ばれます。ぬか漬けやかす漬けであっても、短時間で引きあげれば浅漬けです。

塩漬け

もっとも基本的な漬け方で、塩の浸透圧作用により野菜の水分を抜くのに適した方法です。しょうゆ漬けや酢漬けにするため、下ごしらえで塩漬けすることも。塩だけでもある程度漬けこむと、乳酸発酵して独特の旨味が生まれます。

ぬか漬け

すでに紹介したように、野菜を発酵させるために最適な漬け方。ぬかは玄米を精米するときにできる副産物で、食材に独特の風味と旨味をプラスしてくれます。ぬか床を定期的にかき混ぜると、繰り返し使えるため、常備しているおうちも多いですよ。

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