ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

アメリケーヌソースの特徴まとめ

発祥国フランス
主な材料オマール海老の殻、トマト、バター、白ワイン、ブランデー
濃厚でコクのある旨味、クリーミーでほのかにトマトの酸味
相性の良い食材白身魚、甲殻類(ロブスター、エビ)、帆立、カニ
使い方パスタソース、魚介のグリルソース、リゾット、魚料理のソース、スープのベース

「アメリケーヌソース」とはどんなもの?

Photo by lanne_mm

アメリケーヌソースは、フランス料理を代表する濃厚なソースです。有頭えびの殻を炒めて旨味を引き出し、トマトや野菜、白ワインなどを加えて煮込んで作ります。赤みがかった濃いブラウン色で、えびの風味豊かな香りとコクのある風味が特徴的です。

発祥と名前の由来

アメリケーヌソースの発祥には複数の説があり、断定はむずかしいとされています。もっとも有力とされているのは、1850年代にパリのレストラン「ピーターズ」の料理人ピエール・フレスが、アメリカからの友人のために即興で作ったオマール海老の料理がアメリケーヌソースの起源とされていますよ。

ほかにも、アメリカ人シェフが考案した説や、ブルターニュ地方の古名「アルモリック」に由来するという説もあります。名前の由来も諸説ありますが、「オマール海老のアメリカ風」として広く知られるようになりました。

アメリケーヌソースの味わい

アメリケーヌソースは、ひと口食べると濃厚で深いコクが口いっぱいに広がります。まるで海の恵みを凝縮したかのような贅沢な味わいです。有頭えびの殻から抽出された旨味がたっぷり詰まっており、トマトの甘みと酸味が絶妙に絡み合います。ほんのりスモーキーな香りが漂って、えびの甘さと豊かな風味があとを引きますよ。

舌触りはクリーミーで滑らさを感じ、料理全体をやさしく包み込むようです。オレンジがかった赤褐色の見た目がとても美しいですよ。魚介料理にかけると、まるでレストランのひと皿を楽しんでいるかのような、贅沢な風味が広がります。

身近な材料で作る!アメリケーヌソースのレシピ

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ではさっそく、アメリケーヌソースのレシピを紹介します。ちょっとむずかしそうに感じる方もいるかもしれませんが、コツさえつかめば案外簡単に作ることができますよ。ぜひ、挑戦してみてくださいね。

材料(パスタにすると2人分)

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※ブランデーがなければ、白ワインでもOKです。

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