ライター : ☆ゴン

スカンピとはどんなえびのこと?

スカンピ(またはスキャンピ)はイタリア語で、フランス語ではラングスティーヌという、アカザエビ科に属する大型えびです。日本では赤座えびの名で流通し、ハサミがついている前脚が長いため、手長えびと呼ぶ地方もあります。ただし、川で獲れる手長えびと混同しないよう注意。

赤座えびの仲間は世界中に18種類あり、日本では3種類が生息していて、国産の鮮魚はたいへん高価です。南半球のニュージーランドロブスター、北欧のノルウェーロブスターと呼ばれる冷凍輸入品は比較的リーズナブル。そうはいっても、高級品であることに間違いありません。

スカンピは身がやわらかくて甘味が強く、ミソはクセがなくて濃厚な旨味があると、グルメの間で評判です。この記事ではそんなスカンピを使う、ちょっぴり贅沢な料理のおすすめレシピを紹介します。

イタリアンの定番。スカンピを使うパスタレシピ3選

1. スカンピとミニトマトのリングイーネ

イタリアンといえば、やはりパスタが定番中の定番。レシピでは、赤唐辛子とにんにくで作るオイルパスタに、スカンピとミニトマト、カットトマト缶を使います。リングイーネがなければ、普通のスパゲッティでも良いですよ。

2. スカンピとグレープフルーツのパスタ

彩り鮮やかなピンクグレープフルーツと、スカンピを具材にするトマトソースパスタの作り方です。スカンピの頭と殻を香ばしく炒めて、煮詰めたビスクを使うのがポイント。えびの旨味とさわやかな甘味がよく合います。

3. スカンピとムール貝のペスカトーレ風

スカンピや赤えび、ムール貝、いかを具材にペペロンチーノ仕立てにします。フルッティ・ディ・マーレ(海の幸)という料理で、日本人にはペスカトーレと言ったほうがわかりやすいはず。文句なしのおいしさです。

見栄えが良い。スカンピの主菜&リゾットレシピ4選

4. スカンピの香草チーズパン粉焼き

丸ごとのスカンピを腹側から縦にカットして開き、バゲットの自家製パン粉をつけて焼く、見た目も豪華な主菜です。パン粉には、イタリアンパセリとにんにく、粉チーズがたっぷり。おもてなしのメイン料理にも使えます。

5. スカンピとセロリの白ワイン蒸し

鍋でたくさんのスカンピを、豪快に白ワイン蒸しにします。材料欄のラングスティンとは、ラングスティーヌ(フランス語)の英語読み。セロリとパセリの芳香、にんにくの風味をまとったえびの旨味がたまらないですよ。

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