ライター : ako0811

エンパナーダとは

Photo by ako0811

エンパナーダは、アルゼンチンで家庭の味として広く親しまれている具入りのパン(包み焼きパン)です。パンで包むという「empanar」から派生して名付けられました。 アルゼンチンはヨーロッパからの移民を祖先とする人も多く、一部ヨーロッパの文化を継承しています。特にスペインやイタリアからの移住者から受け継がれたパンやピザ、パスタなどはアルゼンチンの食卓に大きな影響を与えたようです♪

エンパナーダの基本レシピ

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サクサクッとした食感の皮に、牛ひき肉の旨みがギュッと閉じ込められているエンパナーダ。小さめに作れば、軽食やおつまみとしてパクパク食べられちゃいますよ。 見た目はパイのようですが、バターは入っていないのが特徴。クリスピービザのような食感の生地で、発酵も必要ないんです!思い立ったらすぐに作れますよ♪お好みの具材を入れてオリジナルのエンパナーダを楽しみましょう。

材料(16個分)

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※みじん切りのオリーブを追加したり、カレーパウダーを少しスパイシーにクミンやチリを効かせるとより大人向きのお味になります。
※子ども向けには、ケチャップやオイスターソースを少量加えると食べやすいでしょう。

作るときのコツ

  1. 具材は肉汁を落ち着かせるために、一旦冷蔵庫で冷やすと扱いやすくなります。
  2. パン生地の皮があっさりとしているので、具材はスパイスなどでアクセントを付けておくとマッチします。具材があっさりめの場合は、ソースを付けながらいただくのもおすすめです。
  3. しっかり閉じるのがきれいに仕上がる最大のポイントです。縁から具材が出ないように気を付けてください。

作り方

1.具材をカットします。

具材を切った様子

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玉ねぎは粗みじん切りに、長ネギとピーマンは大きさをそろえてみじん切りにします。
卵を潰している様子

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ゆで卵はフォークで細かく潰しておきましょう。

2.フライパンで炒めます。

フライパンで炒めている様子

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フライパンに分量外の油を少量敷き、玉ねぎ、長ネギ、ピーマンを炒めます。じっくり弱火で甘味を引き出すように炒めるのがポイントです。
ひき肉を入れた様子

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具材が透き通ってきたらひき肉を加え、固まらないように炒め合わせます。
カレー粉を加えた様子

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ひき肉の色が変わったらカレー粉を加えて、塩とコショウをして味を調えます。あとでゆで卵が入り味がマイルドになるので、この段階では少し濃い目に味付けしておきましょう。

3.ゆで卵を加えます。

ゆで卵を加えた様子

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粗熱が取れたら、潰したゆで卵を加えて具材の完成です。

4.皮の生地を混ぜます。

皮の生地を混ぜている様子

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大き目のボウルに薄力粉と塩を合わせます。真ん中にくぼみを作り、溶き卵(大さじ1)と油を入れます。 ※溶き卵は焼くときにも使いますので、残りはとっておきましょう。
水を加える様子

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水を少量ずつ加え、菜箸でくるくると混ぜ合わせます。
混ぜている様子

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菜箸でゴロッと大きな塊を掴めるくらいになったら台の上に取り出し、しっかりと捏ねます。

5.皮の生地を捏ねます。

生地をこねている様子

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手の平で多方向から10分程度しっかり捏ねましょう。ボソボソと粗かった生地がだんだんと滑らかに艶っぽく、柔らかくなってきます。
丸めた生地

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耳たぶくらいの固さになります。硬く絞った濡れ布巾を被せ、10分ベンチタイムを取りましょう。

6.皮の生地を円形にくり抜きます。

伸ばしている様子

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ベンチタイムを取った生地は、以前より柔らかくて伸びがよく、とても扱いやすくなります。軽く打ち粉をした台の上に生地を置き、2mm程度の薄さに均一に伸ばしましょう。
お椀でかたどっている様子

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直径10cm程度の円形にくり抜きます。(セルクルがない場合は、お椀などでも代用可能です。)

7.具材を包みます。

具材を包んでいる様子

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生地に具材をのせて、餃子を包むように縁をねじって閉じます。
生地を成形している様子

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縁に具材が挟まると、油分でうまくくっ付かなくなります。中にしっかり閉じ込めましょう。

8.オーブンで焼きます。

オーブンで焼く様子

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表面に刷毛で残しておいた溶き卵を塗ります。200℃のオーブンで20分焼きましょう。

9.できあがりです♪

出来上がったエンパナーダ

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できあがりです。大人向けにスパイスを効かせると赤ワインなどにぴったり!お好みで、レモンやライムを振ると、一層南米の雰囲気が出ますね。

エンパナーダの包み方

1.縁をしっかり閉じます。

包んでいる様子

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円形にした皮の上に具を置きます。縁を5mmくらい指でしっかり押さえて閉じましょう。水を付けなくても、指でギュッと押さえるだけで閉じれますよ。

2.縁をねじって閉じます。

捻っている様子

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5mm幅くらいに、後ろから折り曲げるようにねじります。後ろからねじったら、都度指でぎゅっと押すと、きれいに編んだように仕上がりますよ♪

エンパナーダアレンジレシピ3選

1. カツオのエンパナーダ

こちらは、大胆にもカツオを500g使ってた贅沢なレシピです。生のカツオを使っていますが、マグロやツナ缶でも作ることができます。具材は煮込んでから一晩寝かせると、カツオにソースが染み込んでよりおいしくなるとか。大きく1枚として焼くと見た目も豪華で、切って取り分ければ、パーティにぴったりですね♪

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