ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

冷凍できる野菜を覚えておこう!

Photo by 稲吉永恵

野菜をたくさん購入したときやすべて使い切れないとき、保存できるととても便利です。また、旬の季節にしか流通しない野菜を手に入れたときも、ストックできると助かりますよね。野菜を日持ちさせたいなら、冷凍保存がおすすめです。調理するときに使う分だけ取り出せれば、ロスもなくなります。

保存するにあたっては、野菜には冷凍に向いているものとそうでないものがあることを知っておくのが大切。せっかく冷凍保存するなら、その野菜に合った保存方法をおこない、おいしさもキープしましょう♪ この記事では、野菜ソムリエが冷凍保存できる野菜とその保存方法を詳しく解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
種類保存方法保存期間
大根生のまま使いやすい大きさにカットしてフリーザーバッグに入れて保存約1ヶ月
にんじん生は小さめにカットしてフリーザーバッグに入れて保存
大きめのにんじんは軽く下ゆでしてからフリーザーバッグに入れて保存
約1ヶ月
じゃがいもあらかじめ加熱してからラップで包みフリーザーバッグに入れて保存約1ヶ月
さつまいも生でも加熱してもOK
使いやすい大きさにカットしてフリーザーバッグに入れて保存
約2〜3週間
れんこん変色を防ぐため、酢水にさらしてからフリーザーバッグに入れて保存約1ヶ月
キャベツ生のまま使いやすい大きさにカットしてフリーザーバッグに入れて保存約1ヶ月
ほうれん草生はよく洗ってざく切りにしてフリーザーバッグに入れて保存
ゆでたものは水気をしっかり絞り、ラップで小分けにしてフリーザーバッグに入れて保存
約1ヶ月
白菜生はよく洗って使いやすい大きさにカットしてフリーザーバッグに入れて保存
加熱したものは水気を切り、ラップで小分けにしてフリーザーバッグに入れて保存
約1ヶ月
ニラよく洗ってカットしてフリーザーバッグに入れて保存約3週間
長ねぎカットしてラップで包みフリーザーバッグに入れて保存約1ヶ月
小ねぎカットしてフリーザーバッグに入れて保存約1ヶ月
ブロッコリーカットしてよく洗いラップで小分けにしてフリーザーバッグに入れて保存約1ヶ月
アスパラガス生でも加熱してもOK
使いやすい大きさにカットしてラップで包みフリーザーバッグに入れて保存
約1ヶ月
たけのこゆでてから小さめにカットし、砂糖をまぶしてフリーザーバッグに入れて保存約1ヶ月
もやし購入した袋のまま保存
袋から出したら、よく洗って水気を拭き取りフリーザーバッグに入れて保存
約2〜3週間
ピーマンヘタ、種、ワタを取り使いやすい大きさにカットしてフリーザーバッグに入れて保存約1ヶ月

冷凍できる主な野菜一覧<根菜>

大根

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根菜の代表である大根は、輪切りやいちょう切り、短冊切りなど、調理方法に合わせて切ってフリーザーバッグに入れて保存します。保存期間は約1ヶ月。大根は冷凍すると繊維が壊れるため、短時間で味が染み込みやすくなるというメリットもありますよ。

サラダには向きませんが煮物やおでん、みそ汁などに向いています。調理する際は、解凍する必要はなく、凍ったまま煮汁の中に入れればOKです。

にんじん

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にんじんは生でも加熱しても冷凍可能です。生の場合は、みじん切りやいちょう切りなど小さめにカットしてフリーザーバッグに入れて冷凍するのがおすすめですよ。カレーや煮物用に大きめにカットして冷凍したいときは、軽く下ゆでしておくと食感の変化がなく保存できます。どちらも約1ヶ月保存可能

冷凍することで多少にんじん特有の香りが強くなることがあるので、にんじんの香りが苦手な方はご注意くださいね。冷凍したにんじんは、解凍すると皮の部分が黒く変色します。変色が気になる場合は、皮を厚めに取り除くとよいですよ。

じゃがいも

Photo by 稲吉永恵

じゃがいもは生のまま冷凍すると組織が壊れてしまうため、水分が抜けて口当たりが悪くなります。冷凍するときは、使いやすい大きさにカットしてから、電子レンジで温めるもしくはゆでる、蒸すなどといった方法で加熱してから保存してください。

保存期間は約1ヶ月。調理するときは、凍ったまま煮物や炒め物、揚げ物などに使いましょう。あらかじめ加熱してから冷凍すれば、解凍後もおいしく食べられますよ。

さつまいも

Photo by 稲吉永恵

甘くておいしいさつまいもは、冷凍保存をしてもそのホクホク感が失われることはありません。生でも加熱した状態でもOK。輪切りや角切りなど、使いやすい切り方で保存してください。ゆでたり炒めたり、揚げたり煮たりなど、いろいろな調理方法で楽しむことができます。

保存期間は、2~3週間。自然解凍をするとスジに沿って黒ずんできてしまうので、調理に使う際は凍ったまま使用するのがよいですよ。時間短縮にも繋がって、一石二鳥ですね。

れんこん

Photo by macaroni

足がはやい食材であるれんこんは、冷凍保存が断然おすすめです。生のまま使いやすい大きさにカットして保存をしましょう。れんこんは時間とともに変色します。変色防止のために、カットしてから酢水にさらし、水気をよく拭いてから冷凍するとよいですよ。保存期間は約1ヶ月

食感は生のまま調理したときと遜色なく、れんこん独特のシャキシャキ感を楽しむことができます。これは冷凍しない手はありませんね。

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