ライター : ☆ゴン

砂糖の種類一覧

名称おすすめの使い方
上白糖無色透明(白)どんな料理にも合う
グラニュー糖無色透明(白)コーヒーや紅茶、製菓用
白ざら糖無色透明(白)高級菓子やゼリーなど
三温糖黄褐色煮物に使うとコクが出る
中ざら糖黄褐色煮物やすき焼き、佃煮など
角砂糖無色透明(白)温かいコーヒーや紅茶に
氷砂糖無色透明(半透明)果実酒や果実シロップに
液糖無色透明冷たい飲み物用の甘味料
和三盆黄褐色高級和菓子の材料として
黒糖茶褐色黒みつやコクのある製菓用
赤糖赤褐色煮物や佃煮などに最適
てんさい糖黄褐色どんな料理にも合う
上白糖やグラニュー糖などの色は、本来は無色透明です。 雪や氷と同じく光の乱反射によって、人の目には白く映るだけのこと。そういう理由から無色透明(白)、または(半透明)と記載しています。

砂糖は種類によってなにが違う?

砂糖は見た目で、白い色と色がついたものに分けられることが一般的です。しかし砂糖の種類は厳密には、製法や加工法によって決まります。

砂糖は、さとうきびやてんさい(甜菜)を原材料に、糖みつを分離した「分みつ糖」と、糖みつを分離していない「含みつ糖」の2種類に大別

初期精製による原料糖(租糖)をもとに、さらに精製したものが上白糖やグラニュー糖。それらを加工したものが角砂糖、氷砂糖です。一方の含みつ糖には、黒糖や赤糖、和三盆などがあります。(※1)

上白糖

※画像はイメージです
白砂糖とも呼ばれるもっとも一般的な砂糖で、国内消費量の半分を占めるとされます。砂糖のなかで粒子が一番細かく、粒径は0.1~0.2mmほど。最後にビスコ(糖液)をかけるため、しっとりとソフトに仕上がります。

じつはこの製法の砂糖は、日本独自のものだそうです。風味や味わいにクセがなく、価格がリーズナブルなので、たいへん経済的だと主婦に人気。さっぱりした甘さは料理だけでなく、お菓子作りにも利用できる万能甘味料です。(※1,2)

グラニュー糖

こちらも原料糖を精製して作る砂糖ですが、結晶の粒径が上白糖の倍ほどあるので、ざらめ糖に分類されます。上白糖のようにビスコをかけないので、サラサラした質感が特徴。

また、ショ糖(砂糖の主成分)の割合を表す糖度が、上白糖の97%以上に対して、99.9%という純度の高さがすごいですね。(※1)

世界的にはこのグラニュー糖が主流。日本でも、コーヒーや紅茶に入れるスティックシュガーに使われたり、製菓用の砂糖として重宝されます。

白ざら糖

白ざら糖は、グラニュー糖よりさらに粒径が大きく、糖度は同じく99.9%もあります。すっきりとした甘さが持ち味で、見た目も光沢と透明感があって、結晶がはっきりと識別できるのが一番の特徴です。(※1)

グラニュー糖と比べると価格が高く、一般家庭で使用されることはほとんどありません。高級なお菓子やゼリー、飲料などの甘味料に使われるほか、祭に並ぶ露店につきものの、綿あめの材料がこの白ざら糖です。

三温糖

※画像はイメージです
黄褐色の見た目から、黒糖をはじめとした含みつ糖の仲間と思われがちですが、上白糖と同じ原料糖を精製した分みつ糖です。

無色透明の糖液を煮詰めると、結晶とみつに分離します。結晶はそのまま上白糖やグラニュー糖になりますが、みつにも糖分が残っているので、さらに煮詰めることでできるのが三温糖。

何度も加熱することで糖分がカラメル化して、独特の色とコクが生まれるのです。三温糖のコクと風味が、煮物をよりおいしくしてくれます。
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