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重ね煮とは
重ね煮とは、簡単に言えば食材を陰陽順に重ねて、無水もしくは少量の水で煮る調理法のこと。使う食材や重ねる順番で、とってもおいしい仕上がりになるんですよ!
"陰"の食材と"陽"の食材
東洋ではすべての食材に対し陰と陽が決められています。各特徴は、以下の通りです。
陰の食材の特徴
- 体を冷やす
- 暑い地域で採れる
- やわらかくて大きい
陽の食材の特徴
- 体を温める
- 寒い地域で採れる
- かたくて小さい
そしてこれらの食材を下から順に重ねて火にかけることで、鍋の中に対流が生じ、食材同士が調和して、それぞれの持ち味が生きたおいしい料理ができるという仕組みなんです。
重ね煮のメリット
重ね煮のメリットは、野菜がたくさん食べられる、栄養バランスが抜群、保存がきくなど、さまざまあります。
入れる順番は?重ね煮の基本の作り方
食材を重ねる順番
重ね煮を作る上で大切なのは、重ねる順番です。下から、以下のように重ねましょう。
(下)
きのこ類
海藻類
果菜類
葉物類
いも類
根菜類
肉・魚介類
(上)
野菜はなるべく有機栽培や無農薬のものを使用し、野菜の皮はむかずにアク抜きもしません。さらに、素材の持ち味を存分に生かしたいので、だしもとらなくてOKです。
おすすめの鍋
鍋は厚手のものがベストで、ふたは穴のないものを用意しましょう。鍋底と食材の上には塩をパラリと振って、食材の甘みを引き立たせるようにします。
しかしこれらはあくまでも基本ルールなので、多少の応用をきかせるのももちろんアリです。数種類の食材を使って重ね煮を作り置きしておけば、さまざまな料理にアレンジすることだってできちゃいますよ。
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