あなたは山形派?宮城派?「芋煮」レシピ13選を味付け別に紹介
秋の季節になると、無性に恋しくなる「芋煮」。その基本の作り方から意外なアレンジ方法まで、全部で13のレシピをご紹介いたします。もちろん主役は、トロトロの里芋と旨味満点のお肉。主な味付けはしょうゆと味噌。あなたのお好みはどっちですか?
いざ食べ比べ!基本からアレンジの芋煮レシピを紹介
里芋をメインに野菜や大豆製品などをたっぷり使った、東北の郷土料理「芋煮」。里芋の旬である秋頃になると、本場の山形県や宮城県では秋の風物詩「芋煮会」が行われます。山形県には、直径6mもの大鍋や大型重機を使って約3万食も振る舞う「日本一の芋煮会フェスティバル」というイベントまであるんです。
芋煮は地域によって味が変わる
芋煮は地域によって味付けが変わってきます。山形県はしょうゆ味で牛肉、宮城県は味噌味で豚肉なのが一般的。どちらの県でも「やはり自分の地域の芋煮が一番!」いう方が多いそうです。
山形県流~MIX技も♪ しょうゆ味で芋煮レシピ5選
1. 芋煮
お砂糖:しょうゆ:みりんの配合が大さじ1:1:1の覚えやすいレシピです。里芋と牛肉以外の具材はコンニャク・ゴボウ・白ネギ・シイタケで、ほかの芋煮レシピに比べれば少なめですが、それでも充分具だくさん&作りやすくなっています。彩りが欲しいときは、ささがきニンジンを入れてアレンジしてみてくださいね。
2. 野菜たっぷりの牛肉入り芋煮
玉ねぎを使っているのがユニークな、お野菜たっぷりの芋煮です。ラクヨウ(別名:ハナイグチ)というヌメリと独特の歯触りが特徴のキノコを使っていますが、なかなか市場に出回らない珍しいものなので、手に入れるのはむずかしいかもしれません。ナメコやシイタケなどほかのキノコで代用しましょう。味付けは薄口しょうゆと塩をメインにスッキリと。セリの香りが爽やかです。
3. 圧力鍋で簡単芋煮
短時間でホクホクのゴボウやニンジン・ねっとり里芋・ホロホロの牛肉に仕上げることができるのは、圧力鍋ならでは。トロトロの白菜や長ネギ・プリプリの糸コン・ふんわり焼き豆腐……と、それぞれの食感の違いも楽しいひと品です。
リーズナブルな外国産の牛肉は臭いやアクが強いことがありますが、下ゆですることで気になりにくくなります。やわらかく臭みのない牛肉を使うときは、下ゆではなしでOKです。
リーズナブルな外国産の牛肉は臭いやアクが強いことがありますが、下ゆですることで気になりにくくなります。やわらかく臭みのない牛肉を使うときは、下ゆではなしでOKです。
4. きのこたっぷりの芋煮
スーパーでも気軽に買える、なめこ・しいたけ・しめじを使ったキノコたっぷりのレシピです。味付けはしょうゆとみりんが2:1の割合で、お砂糖を使わず甘さ控えめ。豚肉を使っているため、本格的な山形流とはひとあじ違うお肉の旨みと、しょうゆの香りとのハーモニーが楽しめますよ。
5. すき焼き風の芋煮鍋
今まで紹介してきたのは汁物として食べるレシピばかりでしたが、コチラはおかずとしても楽しめる鍋タイプ。すき焼き風の濃い目な味付けになっています。おだしのきいた甘辛味は、ついついごはんやお酒が進んでしまいますよね。お肉は贅沢に牛と豚の両方を使い、お芋も里芋とじゃがいもの2種類を入れています。