牛肉切り落としをおいしく調理する3つのポイント

Photo by 満畑ペチカ

牛肉切り落としとは、牛肉をさまざまな料理に使いやすいように薄くスライスした部位を指します。いろいろな部位から取れた肉をまとめたもので、比較的リーズナブルな価格で販売されていることが多いです。切り落とし肉は、すき焼き、しゃぶしゃぶ、炒め物、煮物など、幅広い料理に利用できるのでとても便利ですよ。

1. 煮込みすぎない

牛肉の切り落としは薄くスライスされているため、火が通りやすく、短時間でやわらかくなります。そのため、煮込みすぎると肉が硬くなり、食感が悪くなってしまうので気をつけましょう。また、長時間加熱すると風味が損なわれ、煮崩れしやすくなります。牛肉の切り落としを使用する際は、短時間で調理することが大切なポイントですよ。

2. 牛肉の脂と旨みをスープや煮汁にゆきわたらせる

牛肉の脂と旨みを引き出すには、まず牛肉を軽く炒めて脂を溶かし出します。こうすることで、肉の旨みが鍋底に残り、後から加えるスープや煮汁に溶け込みますよ。強火で急激に煮ると、硬くなってしまうので気をつけましょう。アクが出たらをていねいに取り除いてくださいね。より脂と旨みがよりスープにゆきわたり、おいしくなりますよ。

3. 短時間でさっと焼く

肉のやわらかさと風味を保つために、短時間でさっと焼くのがポイントです。片面を30秒～1分程度焼き、色が変わったらすぐ裏返します。そうすると旨みを閉じ込めジューシーな仕上がりになりますよ。量がたくさんあるときは、一気に焼かず、数回に分けて焼くのがおいしさのコツ。焼きすぎると、肉が硬くなってしまうので気をつけましょう。