白玉粉とは?

白玉粉の原料はもち米です。精白米を洗って水に浸け、水を加えながら石臼ですり潰したあと、沈殿したものを乾燥させます。白玉粉を使ったものは、冷たくても固くならないのが特徴で、伸びがあってやわらかく、なめらかな食感です。白玉団子や大福に使われます。

もち粉とは?

もち粉の原料はもち米です。精白米を洗って、乾燥させ製粉(もしくは製粉してから乾燥)して作られます。上新粉とは原料が違いますが、製法が同じです。米の風味があり、もちもちとしてなめらかな食感。白玉粉と同様に使えますが、白玉粉よりもきめ細かいので、求肥に使われます。

だんご粉とは?

だんご粉の原料はうるち米ともち米で、配合はさまざまです。精白米を洗って、乾燥させ製粉(もしくは製粉してから乾燥)して作られます。白玉粉と同様に使えますが、うるち米が入ることにより、もっちりとしたコシの強い団子が作れますよ。やわらかくなり過ぎないのも特徴です。

上新粉がないときの代用方法

白玉粉で代用

上新粉と白玉粉は「米」が材料という共通点以外、特徴や調理方法がまったく違います。白玉粉の原料は弾力のある「もち米」、上新粉の原料は私たちが普段食べる粘り気の少ない「うるち米」です。

上新粉と同じように白玉粉で柏餅を作ると、やわらかくてツルツルふわふわ、まったく別の食べ物ができあがってしまいます。もし白玉粉で作る場合は、白玉粉をすり鉢でよくすりつぶし、細かくしてから使用してください。

もち粉で代用

もち粉はきめ細かくてダマにならずに扱いやすく、上新粉の代用に使えます。ただし「うるち米」と「もち米」といった原料の違いがあるため、調理方法を変える必要があるんです。上新粉はお湯で練りますが、もち粉は水で練ります。もち粉をお湯で練ると、糊化してべたついてしまうので注意しましょう。

ういろうをもち粉で作ると、歯切れのよさの代わりにもっちりとした弾力が強いものができあがりますよ。

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