冷凍で1ヶ月保存

Photo by 稲吉永恵

そのまま食べられるように、洗ってから冷凍保存しましょう。ひと粒ずつバラバラにしたら、実が重ならないようにフリーザーバックに入れて冷凍庫へ。解凍せずに、皮をむいて食べましょう。流水を当てると、簡単に皮がむけますよ。シャーベットのように楽しんでくださいね。

マスカット、マニキュアフィンガー、甲斐路などの品種は、冷凍しないほうがよいでしょう。冷凍してしまうと、薄い皮でパリッとした食感や、プリプリとした歯ごたえが失われてしまいます。もちろん冷凍すれば、鮮度を保って長期保存が可能。解凍せずに、皮ごと食べられますよ。

【保存方法】
1. 大粒ぶどうは軸をカットして、実をひと粒ずつ切り離す。(写真1)
2. 水で洗う。(写真2)
3. キッチンペーパーできれいに拭く。(写真3)
4. フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ入れる。ステンレス製バットにのせて冷凍すると、急速冷凍が可能。(写真4)

新鮮なぶどうの選び方

Photo by 稲吉永恵

おいしくぶどうを保存するには、新鮮なぶどうを選ぶのが大切。いくら適切に保存をしても、鮮度が落ちてしまっていては日持ちしません。

新鮮なぶどうは、軸がしっかりとし緑色で、粒は張りとツヤがあります。全体的に粒の大きさがそろい、均等に色付いていて、色が濃いものがよいでしょう。粒が落ちたり、しわしわだったりするものは、鮮度が落ちているので避けてください。

また、ブルーム(=表面の白い粉)も、鮮度を見分ける目安。収穫して日が経つと、ブルームが落ちます。粒にブルームがしっかり付いて、テカテカしていないものを選ぶとよいでしょう。

傷んだぶどうの見分け方

ぶどうは、傷み始めると実がしなびて弾力がなくなり、触るとブヨブヨしてきます。汁が出ていたり、変色したり、酸っぱい匂いやアルコール臭がしたりしたら注意しましょう。また、傷が付くと、傷の部分から雑菌が繁殖して傷みやすいです。

実と軸の間にカビが生えているぶどうは、食べないでください。冷凍保存の場合も、半解凍してみてカビが生えていたら、食べるのは避けましょう。

適切な保存方法で、ぶどうを長く楽しもう

甘くてジューシーなぶどう。野菜ソムリエがおすすめする保存方法を取り入れれば、おいしさを長持ちできますよ。ぶどうは日持ちしないため、購入したらすぐに適切な保存方法をおこなうことがポイント。新鮮なぶどうの選び方もチェックして、ぶどうをベストの状態で楽しんでくださいね。

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