お米の種類別の浸水方法

【玄米】 玄米は皮の部分が硬く浸水しにくいため、浸水時間は最低2時間~ひと晩浸けておくことが理想です。水の分量は白米よりも多く、1合で約300ml、2合で約600mlが目安になり、あとはお好みで調節してください。
【雑穀米】 白米に加える雑穀の量の、同量~2倍(種類などにより変わります)の水を足します。雑穀は軽く水洗いし(洗う必要のないものもあります)、研いで水を張ったお米に混ぜてから炊きます。浸水時間は種類などによりますが、30分以上が理想です。
【もち米】 もち米は柔らかく割れやすいため、なるべく優しく洗います。また、もち米は吸水しやすいため、浸水はしないで炊きます。水加減は白米とほぼ同じで1~1.2倍の分量で、白米と同じように炊きましょう。

炊飯器での炊き方

目盛に合わせて水を入れる

1. お米の量にそって、しっかりと目盛に合わせて水を入れ、季節に合わせた時間を浸水させます。

Photo by TAMA39

2. スイッチを入れ炊飯します。※機種によって炊き加減を選びます。

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ご飯をほぐす

1. 炊き終わったらすぐにふたを開け、水蒸気を飛ばします。※このとき、水分が垂れないように、すばやく布巾などでふたの裏面を拭きます。

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※最近の炊飯器は蒸らす時間が終わってから炊飯終了になるものが多く、炊いたあとにしばらく蒸らす必要はないようです。機種によって異なりますので、ご自宅の炊飯器を確認してみてくださいね。
2. 水で濡らしたしゃもじを使って、米粒を潰さないようにサッと十字に切ります。

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3. 釜底からご飯をすくうように、空気を入れながらまんべんなくご飯をほぐします。

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4. 保温するときは、しゃもじで円を描くように炊飯釜からはがします。なるべく内釜にご飯が付かないように、こんもりと真ん中に寄せておきます。

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炊飯器でおいしく炊く方法

お米1合につき炊飯時に氷を1個入れると、つやのある仕上がりのご飯が炊けます。炊飯器に水を入れるとき、はじめは少なめに入れ、氷を入れた状態で目盛に合わせましょう。 あとは蓋を閉めいつものように炊飯するだけで、ふっくらつやつやでもちもちした食感のご飯が出来上がりです。古米など、パサパサとしてきたご飯が蘇りますよ。

土鍋での炊き方

吸水後に土鍋へ

1. ボウルなどの別容器で、季節に合わせた時間、研いだお米を浸水させます。

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2. 浸水して、水分をたっぷり含んだお米の水気をしっかりと切り土鍋に移します。

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3. 浸水前のお米の分量1合180mlに対し、1:1(米1合につき水180ml)になるように土鍋に水を入れ、ふたをします。

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火加減の調節

1. はじめは強火で沸騰させます。10分くらいで沸騰してふたから泡が出てきたら、弱火にして15分加熱します。

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2. 最後に5秒ほど強火にして火を止め、10~15分ほど蒸らしたら完成です。

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