ライター : とも

子育てフードライター

食べ方いろいろ!ハタハタとはどんな魚?

ハタハタは秋田県の名産として知られており、秋田県の「県魚」でもあります。体長は20cmほどで少し小ぶり。

普段は水深400mほどの海底の泥の中には生息していますが、11月〜12月頃に産卵のために浅瀬に押し寄せます。秋田県沿岸では、この時期にハタハタ漁がおこなわれます。ハタハタの卵は「ブリコ」と呼ばれ地元でもとても人気があるんですよ。

ハタハタの旬はいつ?

ハタハタは、秋田県以外でも獲れるため、地域によって旬が異なります。

・ブリコ(卵)をもったメスが漁獲される:12月〜1月(秋田県)
・産卵前の脂がのったハタハタ(シロハタ):3月〜5月(鳥取県)

ハタハタはウロコがなく身離れしやすいので、調理しやすく食べやすいのが特徴。焼くと身がプリッとしてクセのないやわらかい食感です。一夜干しにすると、甘みが増しておいしくなりますよ。また、小さなハタハタは、片栗粉をまぶして唐揚げにするのもおすすめです。

ハタハタの下処理方法

※画像はイメージです
ハタハタはうろこがないので、ほかの魚に比べて下処理がとても簡単です。

ハタハタの下処理手順

1. 水洗いして、体表面のぬめりを洗い落とす
2. 胸ビレと頭を切り落とす
3. 腹を開いて内臓を取り出し、丁寧に水洗いする

卵はどうする?

ブリコ(卵)をもったハタハタは、腹を開くと内臓と一緒に卵が出てしまうので、腹を開かずに箸を使う「ツボ抜き」という下処理方法がおすすめです。

ツボ抜きの手順

1. 水洗いし、エラ蓋に指を入れる。ハタハタの口を大きく開き、菜箸や割り箸の先端を入れる
2. エラを両側から挟むように箸を口の奥まで差し込む
3. ワタをつかむようにして箸を回すと、エラと内臓が外れるのでそのまま引き抜く
4. 丁寧に水洗いする

※工程2では割り箸を割らずに使うと作業しやすいです。

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