ライター : SATTO

webライター

今日は白身魚を使って♪

毎日料理を作っていると、献立を考えることは大変で、楽しくもありますよね。嗜好や予算、食材のバランス……いろいろと考えることがたくさん。献立に魚を取り入れたいときは、「イトヨリ」を使ってみてはいかがでしょうか。

イトヨリは調理法によってボリューム満点のおかずから、おしゃれなおかずまで幅広く作れるうれしい魚。イトヨリの特徴やおすすめの食べ方、レシピをまとめてご紹介します。

イトヨリってどんな魚?

イトヨリは「イトヨリダイ」とも呼ばれ、漢字で書くと「糸撚魚」「糸操鯛」などさまざまな当て字がある魚です。見た目は、尾びれから金色の糸状のものが伸びているのが特徴。泳ぐたびに金色の線がきらきらと光り、金糸を糸を撚(よ)ったように見えることからついた名前です。

主に料理店で使われる高級魚で、味わいは繊細でクセがなく、食べやすいのが特徴。また、やわらかな口当たりもイトヨリの魅力です。旬は秋~冬。

あっさりとした白身魚で和食に多く使われるイメージがありますが、イタリアンやフレンチにも使われています。

おすすめの食べ方は?

調理法としては、皮目の美しさを活かせる刺身がおすすめ。刺身にする際は、皮霜皮造り(湯引き)にするのが一般的です。イトヨリは身だけでなく皮にも旨味があるため、皮霜造りにすることで旨味も逃がさず、見た目も美しく仕上がりますよ。

また、加熱するとふっくらと仕上がり舌触りがよいので、煮付けやムニエルなどにしてもGood。美しい皮目を活かした椀物、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物、アクアパッツアのような蒸し物にも使われます。

イトヨリの人気レシピ8選

1. イトヨリの刺身

イトヨリは、キラキラと美しい皮の模様が持ち味です。刺身にすると、特別な日の食卓やおもてなしに重宝します。通常皮つきのまま湯引きすることが多いイトヨリですが、皮を剥いた状態で刺身にしてもOKです。魚の皮が苦手な方や高齢者、小さいお子さんでも食べやすくなりますよ。

2. イトヨリの煮付け

甘めの煮汁を染み込ませる煮付けは、淡泊なイトヨリのおいしさが引き立ちます。一緒に煮付けるたけのことスナップえんどうも、旨味がたっぷり染み込み絶妙なおいしさ。しょうがの風味が食欲をそそります。おかずやお酒のお供として、年代問わず好まれる味わいです。

3. イトヨリの塩麹和え

オードブルのひと品やおつまみに、イトヨリを使うおしゃれな料理はいかがでしょう。白身魚のマリネとはひと味もふた味も違うおいしさです。甘味のある塩麹に、長ねぎ、しょうが、みょうがといった薬味をたっぷりと加えるレシピ。イトヨリのおいしさがさらに引き立ちます。レモンを加えるため、さっぱり爽やかな味わいです。

4. イトヨリのアクアパッツア

アクアパッツァは、魚介類をオリーブオイルで炒め、トマトや白ワインなどと一緒に煮込む南イタリアの郷土料理です。見た目が豪華で、おもてなしやパーティーにおすすめのメニュー。皮目がきれいなイトヨリで作れば、より美しく仕上がりますよ。ムール貝の旨味も味わえ絶品。ワインがどんどん進むおいしさです。

5. イトヨリの和風パエリア

イトヨリの淡白で上品な味わいを存分に楽しめるパエリアです。オリーブオイルで炒めたお米とまいたけの香ばしさに、イトヨリのふっくらとした身が加わり、白だしが全体をやさしい風味にまとめます。炊き上がりに添えるかぼすを絞れば、イトヨリの繊細な旨味がさらに引き立ち、爽やかな香りが広がりますよ。

6. イトヨリのレンジ蒸し

イトヨリを丸ごと調理する豪快なレンジ蒸しです。レンジのみで調理できるためとても簡単。時間もかからないので、忙しいときの夕食にぴったりですね。下処理を丁寧におこなうことと、たっぷりと入れるしょうがの風味がおいしさの決め手。

7. イトヨリのソテートマトソース

にんにくで風味よくソテーしたイトヨリに、色鮮やかなソースをたっぷりかけて。白身魚とにんにく、トマトソースは相性抜群の組み合わせです。トマトソースにはバジルも加え、より風味豊かに仕上げましょう。特別な日やパーティーで、白ワインと一緒に召し上がれ。

8. イトヨリのじょうよ蒸し

イトヨリの美しい見た目を活かす上品な蒸し物は、おもてなしに最適です。蒸し器を使う料理は手間がかかりそうなイメージがありますが、意外と簡単で調理時間も短時間で済みます。イトヨリの旨味が口いっぱいに広がり、お酒が進む味わい。やさしい口当たりと、ゆずの爽やかな風味がポイントです。

イトヨリで新しい魚料理にチャレンジしよう!

イトヨリをお店で食べたことはあるけれど、自分で調理したことはないという方もいるのではないでしょうか。イトヨリは、さまざまな料理に使える便利な食材です。和風洋風問わずおいしく調理できるので、レシピをマスターしておくと便利ですよ。ぜひ手料理のレパートリーに加えてみてくださいね。
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