ウエーブ

サブレヴィエノワでおなじみの、ウエーブ形のクッキーです。ヴィエノワとは「ウイーン風の」という意味があり、Wのような波形に絞ります。卵黄を使わない生地で作られ、さっくりとした食感が特徴です。

【絞り方】
1本が5cmほどの長さになるように、3回カーブができるようジグザグにクッキー生地を絞り出します。星口金のギザギザが直線になるように、なるべく平行に絞ると、きれいに見えますよ。ゆっくり絞るとぶれやすいので、リズム感を持って作業しましょう。

【口金】
口径8mm、8切の星口金

馬蹄形

クッキー生地をU字型に絞る馬蹄形です。そのままでもよいですが、チョコレートをコーティングしてひと手間加えると、おしゃれに見えますよ。口金の切り口が多いものを選ぶと、エレガントな印象に仕上がります。

【絞り方】
生地を3cmほど絞ったらゆっくりと折り返し、U字を描くように絞り出します。力加減を一定に保ち、カーブの大きさをなるべくそろえましょう。焼き上がりの見映えがよくなりますよ。

【口金】
口径8mm、8切の星口金

リング形(ドーナツ形)

基本のローズ形を応用して作る、リング(ドーナツ)形。真ん中に空洞をあけて絞るだけなので、簡単にアレンジできますよ。空洞の大きさをなるべく小さくするのが、おしゃれに仕上げるポイントです。

【絞り方】
絞り袋を少し持ち上げた状態で1cmほど生地を出し、真ん中に隙間が空くように回転しながらくるっと円を描きます。焼き上がりは少し膨らむので、想定したうえで空洞の大きさを調整しましょう。

【口金】
口径7mm、8切の星口金

ハート

友だちや恋人への愛情を込めたプレゼントに作りたい、ハートの絞り出しクッキー。いちご味の生地を使うとピンク色に仕上がり、かわいらしさがアップします。

【絞り方】
ハートの形の片側を、上から下に向かって絞り出します。上下が重ねるように、反対側も描けばOK。一筆書きではなく片側ずつ描くことで、きれいなハートの形に仕上がります。

【口金】
口径6.5mm、7切の星口金

ローズ

特別な日に作りたい、華やかなローズクッキー。とても人気のある形で、2色の生地を使って絞り出します。咲きたてのバラのような立体感を出すなら、いちごとプレーンの生地を絞り袋に詰めて、マーブル模様になるよう絞りましょう。

【絞り方】
基本形と同様に、中心から外側に向かって “の” の字に絞り出します。絞りはじめと終わりをきれいに整えると、上手なバラの形が作れますよ。また生地を絞り袋に入れる際は、2つの生地を細長くのばして巻きつけて詰めると、2色の色が出やすいでしょう。

【口金】
口径5mm、6切の星口金

絞り出しクッキーに最適な生地の硬さ

絞り出しクッキーに最適な生地は、硬すぎずやわらかすぎない、絞り出しやすくて絞りの形がきれいに出る硬さにすることがポイントです。レシピによって水分量の違いはありますが、レシピ通りに作っても硬い、またはやわらかいときは、バターの状態が大きく関係しています。

バターは、やわらかくなめらかなクリーム状態のものを使用することが大切です。また作業や環境によって温度が変わると、生地が締まって硬くなってしまったり、逆にだれてやわらかくなったりすることも。

そのため、硬い場合は暖かい部屋に置いたり、やわらかい場合は冷蔵庫で冷やしたりと、生地の状態を見ながら調整しましょう。

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