ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

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クロックムッシュとは?クロックマダムとの違いも

「クロックムッシュ」は、かつてフランス・オペラ座の近くにあるカフェで提供されていました。パンにハムとチーズをはさみ、バターを溶かしたフライパンで焼いたものを指します。さらに、ベシャメルソースやモルネーソースといったホワイトソースをかけたり、ゆで卵や野菜を入れることもあります。

名前の意味

クロックムッシュというのはフランス語で「croque-monsieur」と書き、直訳すると「かりっとした(croque)紳士(monsieur)」という意味です。由来は諸説ありますが、食べるときにトーストのカリッとした音が鳴ることが上品ではないとされ、男性用の食べ物とされたという説が濃厚。さすがはフランス発祥と言われているだけあり、名前の由来もなんだかおしゃれですよね。

「クロックマダム」との違いは?

クロックムッシュの「ムッシュ」は「紳士」という意味。それに対して「マダム」とは「淑女」のことで、クロックムッシュに目玉焼きをのせたメニューのことをクロックマダムと言います。こちらも由来は諸説ありますが、目玉焼きがのった様子が女性が帽子をかぶっている姿と似ているから、という説が強いようです。また、ワイルドに手づかみで食べることができるクロックムッシュは男性の名、ナイフとフォークで上品に食べるクロックマダムは女性用の名……という説もあります。
▼クロックマダムのレシピやお店はこちらをチェック

手作りホワイトソースで♪ 本格クロックムッシュの基本レシピ

ホワイトソースとチーズとハムで作る、基本のクロックムッシュのレシピです。ホワイトソースを食パンに塗り、その上にハム、食パンの順にのせ、さらに表面にもホワイトソースを塗り、チーズをのせてオーブンで焼いたら完成です。層になったいろいろなうま味をリッチに楽しめますよ。

簡単!クロックムッシュの人気アレンジレシピ4選

1. トースターで簡単!コーン風味のクロックムッシュ

ハムやチーズなどの定番食材に加え、お子さんも大好きなコーンを使ったクロックムッシュ。クロックムッシュに使うホワイトソースの場合は、垂れてこないように少し固めに仕上げるのがポイントです。黒コショウをふりかけるとほどよいアクセントに♪

2. ホワイトソースなしでも!簡単クロックムッシュ風トースト

ホワイトソースを用意するのが大変でも、ハムとたっぷりのチーズがあればクロックムッシュ気分を味わえます。こちらはより簡単に、一枚の食パンに具材をのせてトーストしただけのレシピ。忙しい朝でもササっと優雅な気分が味わえそうですね。

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