白いカビのようなものがでてきたら?

味噌は空気に触れると、表面に白いカビのようなものが発生することがあります。白カビのように見えるものは産膜酵母と呼ばれるもので、空気に触れると表面に出てくる酵母菌の一種。体内に入っても害はありませんが、風味を損なうおそれがあるため、取り除いて食べるとよいでしょう。

ただし、黒や青白いカビが生える場合もあります。その場合も産膜酵母と同様、下記の手順で取り除けばほかの部分は問題なく食べられますよ。

1. 白い部分やカビの部分を、スプーンで味噌ごと取り除きましょう。5mm程度厚めに取り除いてください。
2. さらに今後のカビ防止策として、霧吹き器に濃度の高い焼酎のようなアルコールを入れて、味噌の表面にふきかけラップで味噌の表面を覆っておくと安心です。(※5)

食べない方がよい状態

食べるべきではない味噌は、どのような特徴が見られるのでしょうか?

・味噌が真っ黒く変化している。
・アルコール臭のような異臭がする。


上記のような状態になったら、味噌の風味が落ちたり傷んだりしている可能性があるので、控えたほうがよいでしょう。「減塩」や「だし入り」「○○風味」などの加工された味噌の場合は、傷みやすいので注意が必要です。(※6)

味噌は正しい保存でおいしく使う

味噌を保存する際には、開封前後に関わらず、冷蔵保存することでおいしさを保つことができます。すぐ使わないときは、冷凍保存すれば冷蔵保存よりも長持ちします。用途にぴったりあった保存方法を覚えておきましょう。

また「減塩」「だし入り」「○○風味」の加工味噌は、腐りやすいので注意が必要ですね。これらの味噌は、賞味期限内に使いきることをおすすめします。

以上の点をしっかりと覚えて、味噌を上手に保存してくださいね。
【参考文献】
(2023/03/15参照)

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