ライター : こやまゆうこ

食品衛生管理者/ 食品衛生監視員

そもそも賞味期限とは

【賞味期限】
定められた方法で保存した場合、おいしく食べることができる期限です。期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありませんが、なるべく期限内に食べることが推奨されます。

【消費期限】
定められた方法で保存した場合、安全に食べることができる期限です。期限を超えると腐敗の可能性が高まり、食べないことが望まれます。

賞味期限は「おいしく食べられる期限」を示していて、消費期限は「安全に食べられる期限」を表しています。豆腐の場合、製造方法や包装の仕方によって、賞味期限と消費期限のどちらが表示されるかが異なります。一般的に消費期限の表示がされることが多いため、期限内に食べきることが基本です。(※1,2)

水入り豆腐の賞味期限は「製造日から3〜7日程度」

Photo by 菅 智香

スーパーでよく見かける水に浸かった状態の豆腐(水入り豆腐)は、製造日から3〜7日程度が目安です。ただし、開封後は空気や雑菌に触れるため日持ちがしません。可能であれば開封当日中に使い切りましょう。やむを得ず保存する場合は2日以内を目安にしてください。

充てん豆腐の賞味期限は「2〜3ヶ月」

充てん豆腐は、豆乳と凝固剤をパックに流し込み密閉した状態で加熱・冷却されたものです。未開封であれば2〜3ヶ月と日持ちしますが、開封後は早めに食べ切るようにしてください。

【期間別】賞味期限切れの豆腐が食べられるかどうか

1~2日過ぎた場合:未開封なら食べられる可能性あり

製造・流通時の衛生管理が適切に行われていれば、未開封なら1〜2日程度過ぎても食べられる可能性はあります。ただし、開封後の場合は状態の変化をよく確認し、少しでも異変があれば廃棄してください。

1週間過ぎた場合:水入り豆腐はNG/充てん豆腐は要確認

水入り豆腐は避けましょう。充てん豆腐は未開封であればにおいや見た目をしっかり確認したうえで自己判断となります。

1ヶ月過ぎた場合:食べられない

この場合は種類にかかわらず食べないでください。食中毒のリスクが高まります。
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※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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