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カレーと牛乳の深い関係
カレーの隠し味に牛乳を使う?考えられない!と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。実は、カレーの隠し味に牛乳を使うことはけっして珍しいことではないのです。
牛乳を加えることで、風味がまろやかに、甘みも加わって口当たりもよく仕上がるため、小さなお子様がいるご家庭ではカレーの隠し味として牛乳を使用することがよくあります。地方によっては、なんとラーメンの隠し味としても使われているそうですよ。ラーメンに牛乳は想像できなさそうな感じがしますが、味噌ラーメンの味噌と牛乳の相性は抜群なのです。
今回は、一見異色の組合せに思えるカレーと牛乳について、実際おいしいのか、牛乳をいれることでどのように変化するかなど徹底的に解説します。
カレーに牛乳って、実際どうなの?
スパイシーなカレーにまろやかな牛乳。なんだかおいしくなさそうと感じる方も多いのではないでしょうか。いや、実はそんなことはないのです。
カレーをルーからご自分で作るという方はご存じかもしれませんが、実はカレーのルーはシチューのルーを作る過程と同じなのです。シチュー、特にクリームシチューは最後に牛乳を加えて完成させますよね。そう考えると、大元が同じならばカレーも違和感ないように感じませんか?
カレーのスパイスが強すぎたりする場合、少量の牛乳を加えることでスパイスの風味がまろやかになり、とても食べやすくなりますよ。
どんな味か
実際、牛乳を加えることで味はどう変わるの?と疑問に思う方も多いでしょう。あくまで隠し味ですから、加えるのは少量でOKです。大さじ1杯くらいでよいでしょう。
牛乳を加えることでコク深くなり、スパイスの風味を程よくまろやかにしてくれる効果が期待できます。食感や見た目は普通のカレーを作る場合とさほど変わりません。
入れない時との違いは?
カレーに牛乳を入れた場合と入れない場合の違いですが、入れた場合の方が味はまろやかになります。スパイスなどの香辛料の風味を少し抑えたいという場合に、牛乳を加えることでまろやかになりますよ。
入れない場合はあとから辛みが出てきたり、少々塩辛く感じられるかもしれません。インドカレーを食べたことがある方は想像できるかと思いますが、インドカレーは香辛料があとからじわじわ効いてくることが多くありませんか?
そんな時に欠かせないのが「ラッシー」です。「ラッシー」とは、ヨーグルトを主材料とする乳飲料なのですが、インド系のカレー屋さんには必ずといっていいほどこの飲み物がメニューにあります。
ラッシーを飲むことで香辛料の辛みが和らぎ、食べやすくなるのです。このように、カレーとラッシーは切っても切れない関係であり、カレーと乳製品は相性のよいものだということが分かります。
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カレーに牛乳を入れるタイミングと分量
牛乳を入れるタイミングと分量について、シチューを作る時にシチューのルーの箱に「牛乳は最後に火をとめて加える」と書いてあるのが多いかと思います。
牛乳は沸騰させてしまうと成分が分離し凝固してしまい、口当たりがザラザラとした食感になってしまいます。そのため、牛乳は沸騰しないように入れることが大切です。分量はご家庭のお好みでOKです。入れれば入れるぼどマイルドな味わいになりますよ。
カレーに牛乳を入れたレシピ
それではカレーに牛乳を入れた料理を4品ご紹介します。それぞれの材料と牛乳がほどよくマッチしていて、どの料理も納得の味です。また、ラーメンに牛乳を入れたメニューが話題のお店も併せてご紹介しましょう。
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