目次
小見出しも全て表示
閉じる
けんちん汁とは
「けんちん汁」は具材を油で炒めてから、だし汁で煮込んで仕上げる汁物のこと。味付けは塩やしょうゆでおこなうことが多いですが、一部地域ではみそ味に仕立てることもあります。
多くの場合、にんじんや大根、里芋などがたくさん入った具だくさんの汁物として楽しまれますよ。もともとは精進料理として誕生しましたが、ときが経つにつれ一般家庭でも食べられるようになりました。
多くの場合、にんじんや大根、里芋などがたくさん入った具だくさんの汁物として楽しまれますよ。もともとは精進料理として誕生しましたが、ときが経つにつれ一般家庭でも食べられるようになりました。
建長寺が発祥。「けんちん汁」の由来
「けんちん汁」の由来には諸説ありますが、鎌倉時代に創建された禅寺である「建長寺(けんちょうじ)」が発祥といわれています。建長寺で作られる、精進料理の汁「建長寺汁」が、いつのまにか「けんちん汁」となり、全国に広まったという説が有力です。
精進料理とは
精進料理とは、野菜類や穀類、海藻類など植物性の食材のみで作られた料理のこと。食材だけでなく、だしも昆布やしいたけから取るのが特徴。修行僧に出される料理は、野菜くずも無駄のないよう作られていますよ。
また、「精進」には「雑念を取り去り、仏道修行に励む」という意味があります。つまり、精進料理は、仏教の戒律に基づいた、修行僧のための料理ということ。
仏教が中国から伝来した平安時代には、肉や魚が完全に禁止されていたわけではありませんが、禅宗が普及しはじめた鎌倉時代以降、現在のように菜食の精進料理が定着したとされています。
また、「精進」には「雑念を取り去り、仏道修行に励む」という意味があります。つまり、精進料理は、仏教の戒律に基づいた、修行僧のための料理ということ。
仏教が中国から伝来した平安時代には、肉や魚が完全に禁止されていたわけではありませんが、禅宗が普及しはじめた鎌倉時代以降、現在のように菜食の精進料理が定着したとされています。
けんちん汁の主な具材や味付け
けんちん汁の具材
けんちん汁は、ごぼうやにんじん、大根、里芋などの根菜を中心とした野菜と、こんにゃくやきのこ類、豆腐などで作られています。だしは、昆布やしいたけベースなのが特徴ですよ。
けんちん汁の調理法と味付け
食べやすく切った具材をごま油などで炒めたあと、だし汁で煮込んでから味付けをおこないます。豆腐は最後に入れることが多いですよ。
味付けは塩やしょうゆ、みりんなどでおこなうのが一般的ですが、家庭や地域によってはみそを使って味付けをおこなうこともあります。
味付けは塩やしょうゆ、みりんなどでおこなうのが一般的ですが、家庭や地域によってはみそを使って味付けをおこなうこともあります。
- 1
- 2
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
暮らしの人気ランキング