たらこにそっくり?「鯛の子」の煮付けは関西おせちの大定番

関西ではおせちの定番「鯛の子」をご存知ですか?関東ではあまり馴染みがありませんが、塩漬けにしていない生のタラコのことで、煮物をはじめさまざまな料理にアレンジすることができます。おいしいレシピと調理のコツをまとめました。

2017年11月29日 更新

鯛の子の簡単煮付け

鯛の子という料理をご存知ですか?タラコはおなじみですが鯛の子は関東では、あまり見かけません。しかも、鯛の卵を彷彿とさせるネーミングとは違って、加工していないスケソウダラや真ダラの卵巣を鯛の子と呼ぶらしいのです。今回は、そんな謎の部分を背負った「鯛の子」について深く探っていくと同時に、定番のレシピも紹介していきます。

鯛の子とタラコの違いは?

見た目はタラコそっくりな鯛の子。京都をはじめ関西ではスケソウダラの子(スケコ)を「鯛の子」と呼んでいます。

似ているもなにも、このスケコ(助子)を塩漬け加工したものが全国で一般的なタラコ。関西では、加工していない生のスケコを「鯛の子」と呼ぶのです。

また、似たような形をした「数の子」はどうなのでしょうか。魚卵系でも「黄色いダイヤ」とも呼ばれる数の子はニシンの卵です。余談ですが、卵が高価なダイヤになぞられるのに、親であるニシンはあまり人気がありません。刺身には向かず、塩焼きなどでも食べられることは少なく、関西では乾燥した身欠きニシンを炊いたニシン煮がおそばの具として使われます。

おせちの定番

関西では「鯛の子」はおせち料理の定番です。たくさんの卵は子宝に恵まれるという意味があり、数の子も同じ意味を持ちます。昆布の「喜ぶ」や黒豆の「マメに」など、おせち料理の多くがゲンを担ぐ言葉を意味しています。
スケソウダラの漁獲量は、近年は約80万トン程度。以前は100万トン以上の漁獲量がありましたが、1993年度以降急減しています。関東でも昔は生のタラコをに煮付けにしてお惣菜として食べられていましたが、現在は値段が高騰して、塩蔵のタラコや明太子などの加工品以外は、あまり食卓に上らなくなりました。

一方で関西では、昔からおせち料理として鯛の子(スケコ)は欠かせないものでした。数の子とどうように、子宝に恵まれるようにとの願いが込められていたからです。

ではまず、そんなおめでたい鯛の子の下処理から紹介していきましょう。

鯛の子の下処理と調理のポイント

では、鯛の子の下処理をみていきましょう。身を崩さないように、下記の流れで処理をしていってくださいね。
・塩水でよく洗って、表面のぬめりや血や汚れを落とします。
・鯛の子は2枚がハート型につながっているので、左右2等分にして、食べやすい大きさに小さく切り分けます。
・鍋に湯を沸かし、弱火にして鯛の子を重ならないよう1つずつ入れるのがポイントです。(崩れないようにするため)
・花のように開いたら取り出して冷水にさらします。

デリケートな鯛の子なので、特に鍋に入れる時と出す時は丁寧に進めていってください。
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shucyan

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