ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

パプリカとは?

ピーマンとパプリカの違い

ピーマンとはナス科の一年草およびその果実で、トウガラシの栽培品種に分類されます。トウガラシとは異なり肉厚で、果肉は種子以外ほとんど空洞なのも特徴です。緑色のピーマンは未成熟の果実。熟すると赤色、黄色、橙色に変わります。
パプリカは、ナス科の多年草であるトウガラシ属トウガラシの栽培品種。ピーマンと基本的なところは同じです。カラーピーマンの一種であり、日本でいうカラーピーマンは、肉厚で辛みがなく、甘い品種のことを指します。 主に赤、黄、橙色ですが、紫、茶などの品種もあります。国内では、宮城県や熊本県、海外は中南米、スペインなどが主な産地です。

食べごろ

ピーマンの収穫は、7月から10月頃。生産量は茨城県が1位で、その他、宮崎県、高知県、鹿児島県、岩手県、福島県などが主な産地として知られています。 パプリカは国産は6月〜10月が多く出回り、海外のものは基本的には通年食べられます。

カロリー

ピーマンのカロリーは100gあたり、およそ30kcal、パプリカもおよそ30kcalと同じ程度です。

重量

ピーマンの大きさはさほど違いはありませんね、だいたいひとつ50g前後が平均的でしょう。パプリカは産地によって大きさがまちまち。小さめであれば50g前後、大きめのものは100g前後が平均的です。

味の違い

味に関して、ピーマンは苦味が強いことから子供の嫌いな食べ物の代表格。生で食べることは少なく、煮たり焼いたりしてから食べることが多い野菜です。一方、パプリカは甘みが強く、生でもサラダやディップなどにして食べることができます。それぞれよいところがあるので、料理法や状況に合わせて使い分けるとよいですね。

食べ方

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