ライター : ☆ゴン

シュトーレンはクリスマスに食べるドイツ菓子

クリスマスのスイーツといえば、日本では華やかなクリスマスケーキが定番ですね。ドイツでは、この記事で紹介するシュトーレンが定番のお菓子として有名。

クリスマスの時期になると、ドイツではどのお店でもシュトーレンが店頭に並びます。また、おうちで手作りする家庭も多いのだとか。日本でも最近は、洋菓子店や都市部を中心に開催されるクリスマスマーケットで、シュトーレンを見かけることがよくあります。

シュトーレンとはどんなお菓子?

シュトーレンは、15世紀に生まれたドイツの伝統的なお菓子。生地にはドライフルーツやナッツ類が練りこまれ、表面には粉砂糖がまぶされています。たっぷりのバターを練りこんで焼く、細長い形をしたパン状のスイーツで、密度があってずっしりと重く日持ちするのが特徴です。

ドイツでは「シュトレン 」と発音する

シュトーレンはドイツ語で、スペルは”Stollen"。日本ではシュトーレンと呼ぶのが一般的ですが、現地では「シュトレン」と発音します。発音や読み方の違いはドイツ語に限らず、英語でもよくあること。他言語を日本語で正確に表せないので、どちらの呼び方でもかまいません。

クリスマスを待ちわびるアドベントのお菓子

ドイツでは、クリスマスイブまでの4週間を「アドベント」と呼びます。この期間にシュトーレンを食べるのが、古くからの習慣。シュトーレンを薄くカットし、家族や親しい友人と一緒に食べて、クリスマスを心待ちにするのです。

シュトーレンは日持ちがするうえ、寝かすほどに味が馴染んでおいしくなります、焼き立てから少しずつ熟成し、味の変化を堪能するのも楽しみのひとつです。

シュトーレンの基本的な作り方

初心者でも作ることができる、オーソドックスなシュトーレンのレシピです。強力粉や砂糖、スパイス、卵、牛乳などを混ぜ合わせた生地に、バターを少しずつ加えながらこねます。ドライフルーツとナッツを混ぜて一次発酵。

2倍になった生地でマジパンを包んでオーブンで焼き、仕上げにバターを塗ってグラニュー糖をまぶしたら完成です。具材たっぷりでもっちりした、パン風生地が絶品の味わい。朝食やおやつなどにおすすめします。

シュトーレンの保存期間とおいしい食べ方

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