調理する場合は中までしっかり火を通す

牛肉は、食中毒をおこす菌は外側にしか付着せず、表面を焼けば大丈夫だとされます。そのためステーキをレアで食べられるのです。しかし、成型肉をレアで焼くことは厳禁!

端肉の表面に菌がついていると、それを集めた加工肉内部に菌が存在することになります。調理する場合は、肉の中までしっかり火を通してください。(※1)

アレルギーを持っている人は注意が必要

成型肉を製造するとき、軟化剤や粘着剤などの食品添加物を混入します。その添加物の中に、小麦粉や卵、牛乳などのアレルゲンを使用している場合が。

2022年4月から、成型肉を含むすべての加工肉に、アレルギー表示が義務付けられました。アレルギーを持っている人は、必ず商品のラベルを確認するようにしましょう。(※1)

成型肉のことをよく理解して上手に利用♪

成型肉が店頭に並ぶことは少ないものの、たまにサイコロカットしたものを販売している場合があります。また通販では、脂肪注入肉をステーキとして売っていることも。それらはすべて、原材料表示を見れば一目瞭然です。

加工肉だからダメということはありません。価格がリーズナブルなうえ、肉の端材を有効利用するので、食材を無駄にしない大切な加工技術です。そのあたりを理解したうえで、成型肉を上手に利用してください。
【参考文献】
(2022/05/19参照)
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