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レバーを摂り過ぎてしまうと
摂り過ぎによる症状
- ビタミンAの中毒症状
- プリン体による痛風
ビタミンAの中毒症状
ビタミンAの過剰摂取による症状には、急性のものと慢性のものがあります。急性の症状は腹痛や嘔吐、めまいなど。全身の皮膚が薄くはがれ落ちる場合もあります。レバーや魚の肝油など、ビタミンAを多く含む動物性食品を大量摂取した場合に見られる症状です。
慢性の症状は、頭痛や関節痛のほか、皮膚の乾燥や脱毛などさまざま。長期間に渡り、ビタミンAを一日に7,500μg摂取し続けた場合、起こる可能性があります。(※7)
慢性の症状は、頭痛や関節痛のほか、皮膚の乾燥や脱毛などさまざま。長期間に渡り、ビタミンAを一日に7,500μg摂取し続けた場合、起こる可能性があります。(※7)
プリン体による痛風
レバーには、痛風の原因となる「プリン体」が多く含まれています。プリン体はさまざまな食品に含まれている成分で、プリン体そのものが痛風を引き起こすわけではありません。
プリン体は肝臓で代謝されて「尿酸」となり、体外に排出されます。しかし尿酸が過剰になると「尿酸塩」として関節に付着し、関節炎を引き起こすおそれが。これがプリン体の摂り過ぎにより、痛風となるメカニズムです。現在痛風を発症している人や尿酸値の高い人は、レバーをはじめとしたプリン体含有量が多い食品の摂取をなるべく控えましょう。(※8)
プリン体は肝臓で代謝されて「尿酸」となり、体外に排出されます。しかし尿酸が過剰になると「尿酸塩」として関節に付着し、関節炎を引き起こすおそれが。これがプリン体の摂り過ぎにより、痛風となるメカニズムです。現在痛風を発症している人や尿酸値の高い人は、レバーをはじめとしたプリン体含有量が多い食品の摂取をなるべく控えましょう。(※8)
何に気を付ければよいの?
ビタミンAやプリン体摂り過ぎの原因となるレバーは、食べ過ぎないようにすることが大切です。とくに痛風を発症している方、尿酸値が高めの方、妊娠中の方は医師と事前に摂取量を相談することをおすすめします。(※7,8)
妊娠中はとくに注意!
注意点
- ビタミンAの摂りすぎは赤ちゃんにとって危険
- 不足しないようにも注意
ビタミンAの摂りすぎは赤ちゃんにとって危険
妊娠中にビタミンAを過剰摂取すると、胎児に影響を与えるおそれがあります。とくに気を付けたいのは、妊娠初期。レバーに多く含まれるビタミンA(レチノール)を過剰に摂取すると、胎児の耳の形に異常を引き起こすリスクが高まります。
妊娠中におけるビタミンAの耐容上限量は、成人女性と同様です。一日あたり2,700μgを超えないように、レバーの摂り過ぎに注意しましょう。(※3,9)
妊娠中におけるビタミンAの耐容上限量は、成人女性と同様です。一日あたり2,700μgを超えないように、レバーの摂り過ぎに注意しましょう。(※3,9)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。