食べ過ぎ厳禁!栄養豊富なレバーの過剰摂取はめまい・脱毛の原因に?!

レバーと言えば、鉄分などのミネラルが豊富に含まれる低カロリーな食材。女性にはうれしい食材のひとつですよね。しかし、食べ過ぎによって思わぬ健康への悪影響が生じることがあります。特に妊娠中の方は要注意なので、摂取目安を覚えておきましょう。

レバーの食べ過ぎは危険?

レバーといえば、鉄分を多く含む食材として知られています。日本人女性の貧血の原因は、鉄欠乏性貧血が最も多く認められており、レバーは鉄吸収がよく、また少量で多くの鉄分を含むため、その摂取が推奨されています。

栄養たっぷり

レバーは、高たんぱくで低脂質、ミネラルが豊富で、ビタミンも豊富に含まれています。例えば、豚レバー100gにはカロリー128kcal、ビタミンAは13000μg、鉄は13mg含まれています。

1食あたりの摂取推奨量は、ビタミンAは18歳〜29歳男性で850μg、同年齢の女性で650μg、30歳〜49歳男性で900μg、同年齢の女性で700μg、鉄は18歳〜29歳男性で7mg、同年齢の女性で6mg、30歳〜49歳男性で7.5mg、同年齢の女性で6.5mg。

いかに栄養価の高い食べ物なのかが分かりますね。

ほかにも、豚レバー100gで1食当たりの摂取量の目安を超える栄養素は、ビタミンB2、葉酸、ビオチン、銅など数種類あります。ビタミンB2は美肌効果も期待でき、女性にとってうれしい成分です。
▼レバーの食材別、鉄分含有量はこちらの記事をご覧ください。

でも食べ過ぎには注意!

独特の食感と味で、苦手だという人もいますが、焼き鳥屋さんやビストロでも、レバーを使ったメニューは根強い人気を誇っています。お酒の席や、家でも好んで頻繁にレバーを口にしている人も多いのではないでしょうか。しかし、その栄養価の高さゆえに、レバーを食べ過ぎることは、かえって健康に悪影響を与えることになってしまうかもしれません。特にビタミンAが多く含まれているため、妊娠中の方は注意する必要があります。

レバーの食べ過ぎはなぜ体に悪いの?

ビタミンAの含有量がすごい!

レバーにはビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAはレチノール・レチナール・レチノイン酸という3つの成分で構成されています。ビタミンAは、目の健康維持や皮膚・粘膜の保護、免疫力の向上・抗酸化作用などの効果をもたらす栄養素です。欠乏すると、夜盲症(暗いところでの視力が著しく低下する病気)や、成長不良、皮膚や粘膜の角質化をもたらします。

それぞれ100gあたり、鶏レバーには14000μg、豚レバーには13000μg、牛レバーには1100μgもの量のビタミンAが含まれています。1日の推奨摂取量は先ほどもご紹介したとおり、成人男性で850~900μg、成人女性で650~700μgなので、レバーがいかに多くのビタミンAを含んでいるのか分かりますね。また、1日の耐容上限量は成人男女共に2700μgです。

食べ過ぎると不調の原因に!

私たちの健康を保つのにかかすことのできないビタミンAですが、脂溶性のため、脂質とともに脂肪組織に吸収・肝臓で貯蔵され、血液循環によって各組織に運ばれます。

過剰に摂取した場合、体外に排出されず体内に留まってしまい、脱毛や手足の痛み、めまいや発疹など様々な不調が現れます。レバーの食べ過ぎは体に悪いと言われるのには、このような理由があるのです。

レバーをとりすぎてしまうと

ビタミンAの中毒症状

ビタミンAの過剰摂取による中毒症状には、急性のものと慢性のものがあります。

急性の場合は腹痛や嘔吐、めまいなどが起こった後、全身の皮膚が薄くはがれ落ちます。これらは、レバーなどのビタミンAを多く含む食材を一気に大量に摂取した場合に見られる症状です。

慢性の場合は、全身の関節や骨の痛み、皮膚の乾燥、脱毛、食欲不振、脳圧亢進(こうしん)による頭痛などの症状が見られます。しかし、これは7500μgを毎日、長期間に渡って摂取し続けた場合で、余程のことがない限り起こりえないことでしょう。

プリン体による痛風

レバーを含む、内臓系の部位の肉には、痛風の原因となるプリン体が多く含まれています。プリン体はどの動植物でも体内に持っているもので、プリン体そのものが痛風の原因になるわけではありません。プリン体が体内に吸収・分解され、その老廃物が尿酸となり、尿や便で体外に上手く排出されなかった場合、蓄積された尿酸が関節などに溜まり、結晶となって突き刺さるのが、痛風で痛みを感じるメカニズムです。

プリン体を尿酸に分解する機能を担っている器官は肝臓です。現在痛風を発症していない健康な人は、そこまで意識する必要はありませんが、現在痛風を発症している人や、尿酸値の高い人はレバーを食べることをなるべく避けた方がよいでしょう。

何に気を付ければよいの?

様々な症状の原因となるレバーですが、食べ過ぎないように気を付けていれば大抵の危険は防ぐことができます。しかし、痛風を発症している方、尿酸値が高めの方、妊娠中の方は医師と事前に摂取量を相談することをおすすめします。

妊娠中は特に注意!

ビタミンAの摂りすぎは赤ちゃんにとって危険!

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