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不足しないようにも注意
妊娠中はビタミンAの過剰摂取に注意する必要がありますが、胎児の発達に欠かせない栄養素なので、不足してもいけません。ビタミンAは体内で合成できないため、胎盤を通って妊婦から胎児に供給されています。妊娠中におけるビタミンAの推奨摂取量は、初期~中期までは、通常の成人女性と変わらず650~700μgです。しかし、後期は一日あたり+80μgの付加が推奨されています。
また、妊娠中は多くの鉄を必要とするため、妊婦の約25%が貧血になると言われています。妊娠中の貧血は頭痛やめまいなどを引き起こすほか、胎児の成長に支障をきたすおそれが。鉄が豊富なレバーは貧血対策に役立つため、適量を摂ってもかまいません。(※3,10,11)
また、妊娠中は多くの鉄を必要とするため、妊婦の約25%が貧血になると言われています。妊娠中の貧血は頭痛やめまいなどを引き起こすほか、胎児の成長に支障をきたすおそれが。鉄が豊富なレバーは貧血対策に役立つため、適量を摂ってもかまいません。(※3,10,11)
どれくらいなら食べていいの?
ビタミンAの過剰摂取によって身体に悪影響が出ると述べましたが、ビタミンAの慢性的な過剰症が現れるのは、耐容上限量以上の量(7,500μg)を連日食べ続けた場合です。一日あたり2,700μgというビタミンAの耐容上限量を守れば、レバーを食べてもかまいません。
たとえばビタミンAの含有量が多い鶏レバーの場合、20g摂るとビタミンAの耐容上限量を超えてしまいます。一日に鶏レバーを摂る量は、19g以下にしてください。(※2,3,7)
たとえばビタミンAの含有量が多い鶏レバーの場合、20g摂るとビタミンAの耐容上限量を超えてしまいます。一日に鶏レバーを摂る量は、19g以下にしてください。(※2,3,7)
適量食べてうれしい効果を得よう!
効果
- ダイエット中に最適
- 皮膚や粘膜を健康に保つ効果も
ダイエット中に最適
過剰摂取は禁物ですが、適量のレバーを定期的に摂取するとさまざまなメリットがあります。レバーはほかの部位に比べて、たんぱく質が豊富で低カロリー・低脂質。ダイエット中でも安心して食べられます。
また、レバーには糖質や脂質のエネルギー代謝を助ける「ビタミンB群」が豊富です。ダイエット中や筋トレ中の方にはうれしい作用ですね。(※2,12)
また、レバーには糖質や脂質のエネルギー代謝を助ける「ビタミンB群」が豊富です。ダイエット中や筋トレ中の方にはうれしい作用ですね。(※2,12)
皮膚や粘膜を健康に保つ効果も
レバーに豊富なビタミンAには、皮膚の粘膜の健康を保つ作用があります。さらにビタミンB2やビタミンB6には、肌の新陳代謝を高め、皮脂分泌をコントロールするはたらきがあるので、ニキビ対策に役立つことが期待できます。(※6,13)
適切な量で健康的に
レバーにはたんぱく質のほか、鉄やビタミンB群、ビタミンAが豊富に含まれています。独特の生臭さが気になる場合は、調理前に臭み抜きの下処理をおこなうと食べやすくなりますよ。日々の食事の中に上手に取り入れて、おいしく健康になりましょう。ビタミンAの過剰摂取にならないよう、食べ過ぎには気を付けてくださいね。
【参考文献】
※2 新食品ビジュアル成分表 新訂第二版|大修館書店
(2020/09/14参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。