ライター : Raico

製菓衛生師 / フードコーディネーター / フードライター

ジェノワーズとは

ジェノワーズとは、ケーキの土台となるスポンジケーキのなかでも、共立てという方法で作られたものを指します。共立てとは、卵を卵白と卵黄に分けずに混ぜる方法。ちなみに共立ての反対は「別立て」といい、別立てで作られた生地は「ビスキュイ」と呼ばれます。

ジェノワーズの特徴

ジェノワーズは、きめが細かくしっとりとした食感に仕上がるのが特徴です。ショートケーキやロールケーキなど、ケーキの土台や生地として使われることがほとんど。スイーツによって共立てと別立てを使い分けられたら、かっこいいですよね!

ジェノワーズとビスキュイの違いとは?

ジェノワーズもビスキュイも、スポンジ生地の名前です。両者は卵の泡立て方が違いジェノワーズは共立て、ビスキュイは別立てで作られます。材料も違いがあり、ジェノワーズはバターといった油脂が入りますが、ビスキュイは入りませんジェノワーズが型に流して焼くのに対し、ビスキュイは絞り出して焼きます。

上記の違いのため、ジェノワーズはきめが細かくしっとりしていて、ショートケーキやロールケーキなどに使用。ビスキュイはふわっと軽い食感で、ブッセやシャルロット、ムースケーキの土台などに使われます。

ジェノワーズとスポンジケーキの違いは?

ケーキに使われるスポンジ生地のことをスポンジケーキといいます。スポンジケーキに使われる基本の材料は、卵・砂糖・小麦粉です。卵の泡立て方により、ジェノワーズとビスキュイのふたつに分類。ただ使用する材料で細かく分類すると、さらにたくさんの種類があります。

つまりジェノワーズはスポンジケーキの種類のひとつ、というわけです。スポンジケーキはそのまま食べるほか、デコレーションが加わってショートケーキ、ロールケーキ、デコレーションケーキといった各種ケーキに活用されています。
種類材料味わいおすすめのお菓子
ジェノワーズ卵、砂糖、小麦粉、油脂しっとりしてなめらか、口どけがよいショートケーキ、ロールケーキなど
ビスキュイ卵、砂糖、小麦粉軽くてあっさり、ほろっと崩れるシャルロット、ブッセなど

ジェノワーズの基本レシピ

全卵を共立てで作るジェノワーズは、家庭でも比較的作りやすいのがよいところ。バターと生クリームが入るので、しっとりして口どけがなめらかです。ハンドミキサーを使い、しっかり泡立てるのが最大のポイント。ゴムベラで粉と生地をよく混ぜてから、型に流してくださいね。天板に流せばロールケーキにも使えますよ。

スイーツ作りの基本「ジェノワーズ」に挑戦

「ジェノワーズ」という言葉はあまり聞きなれないですが、スポンジケーキというと親しみがわきますね。ケーキ屋さんの、ふわっふわのジェノワーズに感動をした子供時代。今では、自宅でも作れるほど手軽に材料が手に入るようになりました。 ジェノワーズを作るとき、レモンや抹茶、いちごなど好みの材料と合わせることで、さまざまなフレーバーで楽しめます。作るケーキによって、味わいを変えて作ってみてくださいね。
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