ライター : Raico

製菓衛生師 / フードコーディネーター / フードライター

6分立てから9分立てまで解説!メレンゲの作り方

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調理時間 15
ハンドミキサーを使って、ふわふわなメレンゲを作ります。手で立てるよりも簡単で、キメが整いしっかりとした仕上がりに。失敗せず上手に泡立てるにはコツがあるので、ポイントをチェックしてみてくださいね。

材料

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作る前にチェック!失敗しないコツ

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メレンゲを上手に作るポイント

  1. 水分や油分が付いていない、清潔な道具を使用する
  2. 新鮮な卵白を冷やして使用する
  3. 砂糖は数回に分けて加える
ボウルや泡立て器、ハンドミキサーは、水分や油分をよくふき取り、きれいなものを使用してください。水分や油分が入ってしまうと卵白の泡立ちが悪くなり、まったく泡立たない原因にもなります。
卵は新しいものを使用しましょう。古い卵白は泡立ちがよい半面、メレンゲにすると安定しません。また卵を卵白と卵黄に分ける際、卵黄が入らないように気を付けてください。卵黄に含まれる油脂分が、メレンゲを泡立ちにくくしてしまいます。

卵白は、冷えた状態のものを使用することも大切。きめが細かく整い、安定したメレンゲに仕上がりますよ。冷えていない状態で泡立てると、泡立ちやすい一方で泡がつぶれやすく、不安定な状態のメレンゲになってしまいます。
メレンゲを作る際に砂糖を加えるのは、甘味を付けるほかに、メレンゲの気泡を安定させる働きがあります。一方で水となじむ性質があるため、一気に加えてしまうと卵白の水分と砂糖がなじんで重たくなり、空気を取り込めなくなってしまいます。そのため砂糖は数回に分けて加えることが大切です。

ハンドミキサー使用。基本のメレンゲの作り方

1.卵白をほぐして軽く泡立てる

ボウルに卵白を入れ、軽くほぐしている様子

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きれいなボウルに卵白を入れ、泡立て器で軽くほぐします。
ボウルに入った卵白を、ハンドミキサーで泡立てて大きな泡ができている様子

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ハンドミキサーの高速で、大きな泡が立つまで軽く泡立てます。

2.グラニュー糖を加えて泡立てる

卵白にグラニュー糖を加え、ハンドミキサーで泡立てている様子

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グラニュー糖を1/3量ずつ加え、泡が細かくなるまで高速で泡立てます。

3.6分立て

6分立てのメレンゲを、ハンドミキサーですくっている様子

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すくいあげたときにするっとメレンゲが落ち、筋ができてすぐ消える状態です。

4.7分立て

7分立てのメレンゲをハンドミキサーですくっている様子

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すくいあげると少し筋が残るようになり、リボン状になって落ちていく状態です。6分や7分立ては、ムースでの使用に向いています。

5.8分立て

8分立てのメレンゲを、ハンドミキサーですくっている様子

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泡立て器の跡が付くようになり、ツヤが出てすくうと角は立ちつつも曲がる状態です。8分立ては、一般的なレシピに幅広く使われます。

6.9分立て

9分立てのメレンゲを、ハンドミキサーですくっている様子

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角がピンと立ち、崩れない状態です。ボウルを傾けても、形はそのまま。これ以上泡立てすぎると分離するため、気を付けてください。シフォンケーキやマカロンなどスポンジ生地や焼き菓子などがおすすめです。

もう失敗しない!メレンゲの作り方をマスターしよう

卵白と砂糖のみのシンプルな材料で作る、基本のメレンゲ。泡立てるだけの工程で、一見簡単そうに見えますが、失敗しないで作るにはいくつかのポイントがあります。「なかなかうまく作れない」「ちょっと苦手」という方は、もう一度作り方を見直してみましょう。

メレンゲを上手に作って、おいしいお菓子を仕上げてくださいね。

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