使用するコーヒーとミルクの特徴

カフェオレに使うコーヒーは、ドリップコーヒーがベースです。ドリップコーヒーのドリップ(Drip)は、英語で「落ちる」「滴る」などを意味するように、コーヒーの粉にお湯を注いで抽出することを指します。また、使用するミルクは、温めたミルクが一般的です。

コーヒーとミルクの割合

お店によって比率は多少異なりますが、基本的にカフェオレはコーヒーとミルクを約1:1で割ります。さっぱりとした飲みやすさが特徴。コーヒーの苦みがミルクで調和され、やさしい甘さも楽しめます。

エスプレッソを使う「カフェラテ」

「カフェラテ(カフェ・ラッテ)」はイタリア発祥の飲み物で、正式にはカフェ・コン・ラッテ(Caffè con Latte)。 “Caffe” がコーヒー、 “con” が英語でいうwith、 “latte” が牛乳を意味します。 カフェラテという言葉自体はアメリカのシアトル系コーヒー文化において作られた造語で、イタリアで「カフェ・ラッテ」と注文しても通じないのでご注意を。

使用するコーヒーとミルクの特徴

カフェラテのコーヒーはイタリア発祥であるため、エスプレッソがベースです。エスプレッソとは、専用のマシンで高圧力をかけ、30秒ほどの短時間で抽出されたコーヒーのこと。短時間かつ高圧力で抽出されるので、コーヒーエキスに旨味が凝縮されています。

カフェラテに使うミルクは、スチームドミルク(温めたミルク)です。スチームは蒸気という意味で、蒸気の力でミルクを泡立てながら温めます。泡立った部分はフォームドミルクになりますが、泡立たなかった部分がスチームドミルクになります。

コーヒーとミルクの割合

カフェラテはカップに対してエスプレッソが約30cc、残りはすべてミルクです。 エスプレッソはかなり濃縮されたコーヒーエキス。ミルクをたっぷり入れることで、コーヒーとミルクのバランスが調度よい味わいになります。ミルクのクリーミーさを感じながら、コーヒーとミルクの調和を楽しめるドリンクです。

カフェラテと似ている「カプチーノ」。違いはミルクの量

カフェラテと同じく、イタリア発祥の飲み物でエスプレッソベースの「カプチーノ」。

カプチーノは、カトリック教会の一派であるカプチン会の修道士のことを指す言葉で、彼らが着るフードのついた修道服、カップッチョ(cappuccio、「頭巾、フード」の意)にちなんで名付けられたと言われています。イタリアではカップッチーノ(カプチーノ)はカップッチョと呼ばれることも。
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